グーグルが8月21日、「Google Pixel」シリーズの新製品を発表した。
ラインアップは、スマートフォンが「Pixel 10」「Pixel 10 Pro」「Pixel 10 Pro XL」「Pixel 10 Pro Fold」の4機種。スマートウォッチは「Pixel Watch 4」を、ワイヤレスイヤフォンは「Pixel Buds 2a」を投入する。
発売日と価格は以下の通り。
Pixel 10シリーズは、進化したプロセッサ「Google Tensor G5」を搭載し、より高度なAI処理が可能になった。その一例として、複数のアプリを横断してタスクを提案する「マジックサジェスト」、異なる言語で通話をする際に自分の声色でリアルタイム通訳する「マイボイス通訳」、Geminiと連携してカメラ撮影時に最適な構図を教えてくれる「カメラコーチ」などの機能を利用できる。
ワイヤレス充電規格の「Qi2」に対応し、最大15W〜25Wでの充電が可能。Pixel 10シリーズは新たなマグネット技術「Google Pixelsnap」にも対応し、ワイヤレス充電器、スタンド、グリップなどをのアクセサリーを利用できる。純正のPixelsnapケースなら、装着したままPixelsnap製品を併用可能だ。
Pixel 10は、Proを冠さない無印のPixelシリーズでは初めて望遠カメラを搭載。広角と超広角を合わせたトリプルレンズ構成になり、望遠カメラでは最大10倍相当の光学ズームが可能になった。12GBのメインメモリや、30時間持つことをうたうバッテリーを備える。ビビッドなブルーが印象的なIndigoカラーを用意した。
Pixel 10 Pro/10 Pro XLは、望遠カメラが大きく進化。Tensor G5のAI性能も活用し、望遠カメラが最大100倍の「超解像ズーム Pro」に対応した。AIを活用して画像内のディテールを復元するので、データを参照しやすい風景やランドマークの撮影に適している。ディスプレイは、Pixel史上最も明るい3300ニトのピーク輝度を実現した。16GBのメインメモリや、30時間持つことをうたうバッテリーを備える。
Pixel 10 Pro Foldは、折りたたみスマートフォンとして初めてIP68の防塵(じん)・防水性能と、Qi2のワイヤレス充電に対応した。バッテリー容量は先代の4650mAhから5015mAhにアップした。撮影したばかりの写真をビューファインダーのすぐ横に表示する「インスタントビュー」や、画面分割時に「ドラッグ&ドロップ」でメディアやファイルを異なるアプリ間で簡単に移動するなど、折りたたみスマホならではの使い勝手も特徴だ。
Pixel Watch 4は、業界初のドーム型の有機ELディスプレイ「Actua 360ディスプレイ」を搭載することでフレーム(額縁)をさらに狭くすることに成功。また、日本向けモデルとしては初めて心電図の計測に対応した。プロセッサはQualcommの新製品「Snapdragon W5 Gen 2」と「次世代ML搭載コプロセッサ(Cortex M55)」のデュアル構成で、処理速度の向上と消費電力の削減を両立させた。
Pixel Buds 2aは、Aシリーズとして、初めてアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。プロセッサに「Google Tensor A1チップ」を備え、音質や通話品質、バッテリー性能の向上を実現した。アクティブノイズキャンセリング機能がオンの場合、バッテリーはイヤフォン単体で7時間持ち、充電ケースを併用すると20時間持つ。
「Google Pixel 10」が8月28日に日本上陸 望遠カメラをプラスして12万8900円から
「Google Pixel 10 Pro/10 Pro XL」8月28日発売 望遠カメラが最大100倍の“超解像ズーム Pro“に進化
「Pixel 10 Pro Fold」発表 折りたたみスマホ初のIP68の防塵・防水対応、バッテリー増量で26万7500円から
心拍測定に対応した「Pixel Watch 4」が10月9日に登場 より明るく広いディスプレイを搭載して5万2800円から
ワイヤレスイヤフォン「Google Pixel Buds 2a」発表 Tensor A1チップやノイキャン搭載で2万3800円Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.