Googleは、生成AIツール「Gemini(ジェミニ)」の使い方の一例を「note」で紹介している。Geminiは仕事だけでなく、日々の生活においても活用できる。Gemini公式note編集部は、「料理」をテーマに、Geminiの具体的な利用法を示した。
まず献立作りでは、冷蔵庫の中身や特売チラシを写真に撮ってGeminiに提示するだけで、無駄を出さずに使い切れる1週間分の献立を提案してくれる。家族の好みやアレルギー、苦手な食材、さらには「金曜日は特別なメニューに」といった要望にも対応でき、柔軟なパーソナライズが可能だ。
ユーザー専用のAIアシスタント「カスタム Gem」を作成すれば、家族構成や食の嗜好を記憶させ、自動的に献立や買い物リストを作成できる。作成したリストはGoogle ToDoやKeepに登録し、リマインダーとして通知することも可能だ。
栄養管理の面でもGeminiは役立つ。YouTubeと連携することで人気のレシピ動画を探し、材料や作り方をリスト化するため、動画を何度も見返す手間を省ける。また外食や自炊の写真を撮影して送ると、おおよそのカロリーや栄養素を計算してくれる。
アプリの音声入力や「Gemini Live」を用いれば、両手がふさがっていても「落とし蓋は何のため?」といった疑問をその場で解決できる。玉ねぎの炒め方やアクの取り方など基本的な質問から専門的な技法まで幅広く対応し、雑談を交えながら料理を楽しむことも可能だ。
AIアシスタント「Gemini Live」。Gemini Liveでは、まるで人と話しているような感覚で、AIとアイデアを考えたり、知りたいことを調べたり、プレゼン(発表)の練習をしたりできる。前に話した内容をAIが覚えてくれるため、途中で会話をやめても、後から会話の続きを楽しめる人数や分量を自動で調整する機能もあり、2人前の量を5人前に直すなど、調味料や材料の比率を即座に算出してくれる。
作成した献立はGoogleカレンダーに登録でき、家族と共有可能だ。夕食の予定をカレンダーに入れることで「今夜のご飯は?」という疑問がなくなり、買い物や準備の計画も立てやすくなる。過去の献立履歴をもとに新しい提案を行うこともでき、栄養バランスやメニューの重複を避けられるという。
レシピ管理には、ノートの要点を音声やテキストで整理する「NotebookLM」が役立つ。お気に入りのレシピサイトや動画のリンクを保存しておけば、オリジナルのレシピブックが完成する。保存したデータから「豚肉を使った料理を三つ」と指示すれば、即座に抽出して提案することも可能。材料や手順を整理して提示してくれるため、調理を効率的に進められるという。
Geminiを用いることで、単なる時短にとどまらず、新しい料理に挑戦するきっかけを得たり、煩雑な作業を楽しい時間に変えたりできるそうだ。
買い物の計画から調理、家族との共有まで生活の一部を支援するGeminiは、基本的に無料で利用でき、かつ誰でも試せる。Gemini公式note編集部は「自分に合った方法でGeminiをパーソナライズし、より豊かで創造的な食生活を体験してほしい」と呼びかけている。
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