「ドコモ絵文字」の謎、NHK「チコちゃん」で放送 「たぶん僕は叱られない」と開発者の栗田氏

» 2025年09月10日 07時00分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]

 「ドコモ絵文字」の開発者である栗田穣崇氏が9月9日、自身のX(旧Twitter)を更新し、NHK総合の番組「チコちゃんに叱られる!」(初回放送日:12日)への出演を報告した。栗田氏は現在ドワンゴ取締役COO兼ニコニコ代表を務めている。携帯電話のコミュニケーションに彩りを添え、一つの文化を築いたドコモ絵文字は、5月21日にその歴史に幕を下ろした。

ドコモ 絵文字 NHK チコちゃんに叱られる 「ドコモ絵文字」の開発者である栗田穣崇氏が9月9日、自身のX(旧Twitter)を更新した

 1999年、NTTドコモの携帯電話向けインターネットサービス「iモード」と共に登場したドコモ絵文字は、短いテキストが中心だった当時のモバイル端末において、感情やニュアンスを視覚的に伝える画期的な手段として瞬く間に普及した。

 単なる装飾ツールにとどまらず、デジタルコミュニケーションにおける「新たな表現文化」へと進化。2010年には世界共通の文字コード規格「Unicode」に正式採用され、AppleやGoogleといった世界のプラットフォームで利用できるようになった。2013年には国内通信事業者間での絵文字共通化も行われた。

ドコモ絵文字、約26年の歴史に幕を閉じる

 スマートフォンの普及に伴い、SNSやコミュニケーションアプリが発達すると、コミュニケーションの表現方法は多様化した。そんな中、ドコモ絵文字については、iPhoneやAndroidの標準絵文字との表示の違いや、特定の背景色で見えにくいといった問題点が指摘されるようになった。

 ドコモは提供終了の理由を「昨今の端末の絵文字の利用状況を鑑みた結果」と説明している。終了時期は機種によって異なる。

 この発表を受け、栗田氏は自身のXで「ドコモ絵文字を世の中に送り出してから26年。(中略)役目を十分に果たしたというか、むしろ遅すぎるくらい…長い間お疲れさまでした!」とコメント。開発者として、その役割を終えた絵文字への感謝の思いを綴った。さらに、自身のXアカウントでドコモ絵文字に関する質問を受け付け、その歴史を伝える活動も行っている。

ドコモ 絵文字 NHK チコちゃんに叱られる iモード時代から使われているドコモ絵文字。ドコモは提供終了の理由を「昨今の端末の絵文字の利用状況を鑑みた結果」と説明している。終了時期は機種によって異なる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  4. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  5. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  8. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  9. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー