「Xperia 10 VII」10月9日発売、7万5000円前後 “シャッターボタン”でスクショ撮影可

» 2025年10月02日 10時15分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 ソニーは10月2日、スマートフォンのミッドレンジモデル「Xperia 10 VII」を日本国内向けに発表した。9日に発売する。グローバル発表済みのモデルで、市場想定価格は7万5000円前後となっている。

 10シリーズとして初めて、企業などが独自に構築する「ローカル5G」ネットワークに対応した他、カメラやオーディオといった基本性能を向上させつつ、バッテリーの長寿命化やOSアップデート保証の大幅延長など、長期利用を強く意識した実用性の高いモデルとなっている。

Xperia10VII ソニー ソニー製スマートフォンのミッドレンジモデル「Xperia 10 VII」

 外観は先代から大きく変更され、背面のカメラは縦配置から水平な横配置へとレイアウトを一新。レンズ周りの装飾を減らし、すっきりとしたデザインに進化した。カラーは「チャコールブラック」「ホワイト」に加え、青緑系の新色「ターコイズ」の3色展開。他社製品で重量増の傾向がある中、約168g、横幅約72mmと軽量で持ちやすいサイズ感を維持している。

 操作面では、側面に物理式の「即撮りボタン」を新搭載した。スリープ状態からボタンを長押しするだけでカメラが起動し、もう一度押せば撮影が完了する。画面操作なしで素早く撮影に入れるため、決定的瞬間を逃しにくい。このボタンは動画撮影やスクリーンショットにも利用できる。

Xperia10VII ソニー 側面に物理式の「即撮りボタン」を搭載。基本的にシャッターボタンとして機能。スクリーンショットの撮影にも利用できる
Xperia10VII ソニー ハイエンドモデル「Xperia 1 VII」と、Xperia 10 VIIの外観。ほぼ同じ位置に音量調整ボタン、指紋認証機能を兼ねた電源ボタン、シャッターボタンが並ぶ

 アウトカメラは広角と超広角の2眼構成で、メインの広角カメラには先代比で約1.6倍大きい新型イメージセンサーを採用した。センサーの大型化でより多くの光を取り込めるようになり、夜景など光量が少ない場所でも高画質な撮影が期待できる。画像処理にはデジタル一眼カメラ「α」シリーズの技術が応用されており、目で見たままに近い自然な色合いでの記録を目指している。

Xperia10VII ソニー 先代「Xperia 10 VI」(写真=右)からアウトカメラの配置は大きく変わり、縦方向ではなく横方向に並ぶ

 動画編集アプリ「Video Creator」も利用でき、利用者が動画や写真を選ぶだけで、BGMや特殊効果の付いたショート動画を自動で作成してくれる。専門知識がなくても手軽にVlog風の作品を制作し、SNSなどで共有することが可能だ。

 ディスプレイには6.1型の有機ELを搭載。リフレッシュレートが先代の60Hzから120Hzに向上し、Webサイトのスクロールなどがより滑らかに表示される。ソニーのテレビ「BRAVIA」で培った高画質化技術も採用。また、アスペクト比を従来の21:9から19.5:9に変更し、YouTubeなどで主流の16:9動画を再生した際の表示サイズが約13%拡大。より迫力ある映像体験を実現した。

Xperia10VII ソニー ディスプレイのアスペクト比を従来の21:9から19.5:9に変更された。写真は16:9比率の写真を表示した様子。Xperia 10 VI(写真=上)では左右の端に余ったスペースが出てしまうが、Xperia 10 VII(写真=下)ではアスペクト比の変更により改善された

 音響面では、ディスプレイ上下のフロントステレオスピーカーに、スピーカーユニットを箱型部品で覆う「エンクロージャー」構造を初採用。不要な振動を抑え、クリアで音圧の向上したサウンドを提供する。近年では珍しくなった3.5mmイヤフォンジャックも引き続き搭載。ワイヤレス接続ではBluetoothの送信電力を強化し、電波が混雑する場所でも音途切れしにくくした。圧縮音源をハイレゾ相当に高音質化する「DSEE Ultimate」にも対応する。

Xperia10VII ソニー 3.5mmイヤフォンジャックを搭載する

 ソニー独自の充電制御技術により、5000mAhのバッテリーは4年間使用しても劣化しにくいという。ソフトウェアサポートも大幅に強化され、購入後「最大4回」のOSバージョンアップと「6年間」のセキュリティアップデートが保証される。先代(OS2回、セキュリティ4年)から大きく延長されており、長期間にわたって安心して使い続けられる。プロセッサにはSnapdragon 6 Gen 3を搭載し、基本性能も向上させている。

(※)記事内(2枚目以降)の画像は開発中の実機であり、発売される製品とは一部仕様が異なる可能性があります。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月26日 更新
  1. ダイソーで550円の「マグネット式ノートパソコン用スマートフォンホルダー」は磁力も強くて優秀だった (2026年05月23日)
  2. 値上げのY!mobile、旧プランから「シンプル3」に変更すべき? 5月中の“救済措置”を見逃すな (2026年05月25日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. 「手書き」より「キーボード」を望む子供たち スマホ・PCが変えた文字入力の歴史と、今こそ見直したい手書きの価値 (2026年05月24日)
  5. なぜ? カーナビが「NHK受信料」対象になるワケ 課金されるケースと徴収を免れる方法 (2025年04月15日)
  6. “NHK受信料督促強化”の効果あり 井上会長「勇気付けられる数字」も、根強い「強制サブスク」への不満 (2026年05月25日)
  7. なぜ? 「Rakuten WiFi Pocket 5G」販売再開も、Rakuten Linkは利用できず 理由を楽天モバイルに聞いた (2026年05月23日)
  8. ソニー、AIカメラアシスタントが売りのXperia 1 VIIIを発表――公式Xアカウントはなぜ大炎上したのか (2026年05月24日)
  9. 「私のデータ、AIの学習に使われる?」LINEの新機能「Agent i」の疑問をLINEヤフーに聞いた (2026年05月25日)
  10. 「日本で前年比4倍成長」のNothing、次の一手は? au販路拡大と楽天の“すみ分け”に見るキャリア戦略 (2026年05月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年