モバイルバッテリーのシェアリングサービス「CHARGESPOT」を展開するINFORICHは、相次ぐ発火事故を受けて、モバイルバッテリーの正しい使い方と廃棄方法を啓発する展示を行うと発表した。10月29日から開催される「SOCIAL INNOVATION WEEK 2025」にブースを設け、来場者を対象に不要バッテリーの回収も実施する。
モバイルバッテリーは急速に普及が進む一方で、誤った利用や不適切な廃棄による火災・発火事故が増加している。INFORICHが実施したX上でのアンケートによると、「廃棄方法が分からない」と回答した人は約70%にのぼるという。同社は全国約5万5000箇所に展開するCHARGESPOTを通じ、日常の充電環境を支える企業として、防災・安全・環境保全の観点から社会課題の解決に取り組む姿勢を明確にした。
ブースでは3つの企画を用意する。まず、バッテリーの安全利用をテーマにしたパネル展示を行い、CHARGESPOTが実施している独自の安全対策や、ユーザーが気を付けるべき使用上のポイントを紹介する。また、家庭で使われなくなったモバイルバッテリーを回収するためのBOXを設置し、持ち込んだ来場者にはCHARGESPOTのクーポン(30分未満無料×3枚)を進呈する。回収されたバッテリーは適切に処理され、再資源化を通じて資源循環に貢献するという。
さらに、会場にはCHARGESPOTの実機スタンドも設置され、来場者が自由に利用できるようにする。ブースの設置期間は10月29日から31日までで、開場時間は14時から18時30分(最終日は18時)まで。会場は渋谷ストリームホールとなる。
INFORICHは今回の出展を契機に、自治体や企業との協力を深めながら「バッテリーの安全利用」と「適正回収」の啓発活動を拡大する方針だ。同社は今後も防災・安全の観点から社会への啓発を進め、「充電インフラを通じて、安心とサステナビリティを届ける企業」としての取り組みを継続していく。
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