一見するとAQUOS sense10はsense9から進化を遂げているように見えるが、外観はほぼ変わっていないようだ。あえてデザインを「大幅に変えなかった」理由はあるのだろうか? 通信事業本部 パーソナル通信事業部 商品企画部課長の清水寛幸氏は、「外観は引き継いでいる部分が多いが、現行デザインが多くのユーザーに受け入れられている手応えを感じているため」と回答した上で、「縦横や厚みも同じ寸法にしているため、sense9と同じケースをそのままお使いいただけるようにした」と話す。
ただ、全く変化がないわけではないという。細部のデザインアップデートについて、同氏は「カメラリング周りの意匠を変更し、よりカジュアルで個性のある印象にした」という。実際、カメラ台座のフチの部分は、AQUOS sense9よりも目立つよう配色を変えている。また、背面にあった「FeliCaマークの印刷を廃止したことで、背面デザインの完成度がぐっと高まっている」と語った。
外観を変えたなかったことは、コストの抑制にも効いている。プロセッサやカメラを進化させながら、6万円台というAQUOS sense9並みの価格を維持できたのは、「sense9の金型を流用できたことが大きい」(シャープ担当者)という。また、FeliCaロゴのプリントにもコストが発生するが、これを省き、グローバルモデルと同じデザインにすることでも価格維持に貢献しているそうだ。
ボディーカラーは、ファッションから着想を得た、デニムネイビー、カーキグリーン、ペールピンク、ペールミント、フルブラック、ライトシルバーの6色を展開する。プロモーションカラーのデニムネイビーを中心に、カジュアルからベーシックまで幅広いテイストをそろえた。川井氏は「日常に自然に溶け込みながら個性を引き立てる色を目指した」と話す。
さらに、日本のクラフトマンシップとの協業も発表。ハンドメイドスニーカーブランド「SPINGLE」や、岡山県倉敷市児島発のデニムブランド「BLUE SAKURA」「児島ジーンズ」とコラボレーションし、素材や縫製にこだわった純正ケースを公式アクセサリーとして発売する。「日常を彩るものづくりの精神を共有するパートナーと、新しい価値を生み出せた」と川井氏は述べた。
シャープは10月31日、日本のクラフトマンシップとの協業を発表。ハンドメイドスニーカーの「SPINGLE」や、児島発デニムの「BLUE SAKURA」「児島ジーンズ」とコラボ。素材や縫製にこだわった純正ケースを公式アクセサリーとして発売する清水氏は、カラーやケースについて、「ファッション性の高いカラーや、コラボアクセサリーと組み合わせることで、自分らしさを表現できる」とアピールし、1枚の板形状でありながらも、見た目の継承と新しさのバランスを大切にしていることを話した。
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