その足掛かりとなる新料金プランは、ドコモMAXへの移行が進展。契約数は150万を超えた。2025年度末までには300万への到達を目標としており、既存プランからの移行も促進したい考え。前田氏は、「ドコモMAXは多少の出遅れはあったものの、既存プランから新プランへの移行は6割(58%)にまで達した」として、順調に推移している点を強調した。
この結果、ARPU(1ユーザーあたりの月間平均収入)は対前年同期比30円増の3960円となり、新プランによって大容量プラン利用が拡大した点が奏功した。ドコモMAXでは、コンテンツとの組み合わせが特徴で、NBA docomo、DAZN for docomoというスポーツコンテンツを追加料金なしで視聴できるため、スポーツを接点としたユーザーの獲得を強化してきた。
ドコモMAXのコンテンツでは新たに「Lemino」と「dアニメストア」が追加されて、NBA docomoとDAZN for docomoを合わせた4種類の中から2種類を、追加料金なしで視聴できるようになる。Leminoでは、WOWOWとの提携によって音楽やドラマなどの充実したコンテンツが利用できるようになる。国内最大級の6000コンテンツを誇るdアニメストアと合わせて、スポーツだけでなく音楽とアニメでもユーザーに訴求していきたい考えだ。
懸案の通信品質の問題について、上期は基地局数の拡大をしてきて、Dual Band対応MMUの導入やHPUE、Sub6対応レピーターといった新たな装置の導入を含めて基地局を展開してきたが、地権者の交渉など基地局の構築に時間がかかっていた。
それでも9月までに2023年度末から5G基地局数を約1.3倍に拡大。一定の改善はしてきたが、これを2025年度下期はさらに加速させる。上期に比べても3倍を超える基地局の構築にめどが立ったと前田氏は話す。
この下期の段階で、ネットワーク品質は「他社に匹敵するレベルになる」(前田氏)見込みで、「かなり良くなっている状態になる」という。さらに2026年度はこれまで以上の基地局構築を計画しており、「他社を超えるところを2026年でしっかり取り組みたい」と前田氏は話し、その時点で品質について「ナンバーワンに返り咲きたい」と強調した。
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