「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか(2/2 ページ)

» 2025年11月29日 17時20分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

iPhone SEは「ちょうどいい」の象徴か 復活を望む声が根強い

 今回のSNSでの議論を総じてみると、iPhone SEが首位となった背景には、単に価格の安さだけでなく、「ホームボタン」「指紋認証」「片手操作」「小型サイズ」という複合的な要素があることが分かる。特に、スマートフォンの価格やサイズについては年々上昇傾向にあることから、iPhone SEは「ちょうどいい」のかもしれない。画面大型化と高額化が進むiPhoneにおいて、SEは“手頃で使いやすいスマホ”という象徴的な存在になっている。

 MMD研究所の調査結果は、こうしたユーザー心理の表れといえる。SNS上では多くのSEユーザーが共感とともに自らの利用理由を語り合う場となった。「小型iPhone SEを復活させてほしい」という声も根強く、理想とされるディスプレイサイズはおおむね4〜4.7型となっており、現在主流の6型クラスよりもはるかに小さい。

 2025年3月には、「iPhone 16e」が登場したことにより、2月下旬には大手キャリアのオンラインショップで在庫切れが相次ぎ、中古スマートフォンの売れ行きが増加するなど、新製品ではなく旧製品に注目が集まる異例の事態となった。

 iPhone SE(第3世代)は、ホームボタンと指紋認証のTouch ID、4.7型の液晶ディスプレイを搭載したモデル。「iPhone 8」をベースとするボディーの横幅は67.3mmとスリムで、丸みを帯びた縁のおかげで持ちやすい。新品の価格は6万円台からだった。

 一方、iPhone 16eは、6.1型の有機ELディスプレイや「iPhone 16」と同等の「A18チップ」を搭載し、生成AI機能「Apple Intelligence」に対応する。価格は、高機能化だけでなく円安の影響を受け、iPhone SE(第3世代)の最低容量よりも約3万円高い9万9800円からとなっている。

iPhoneSE Apple SNS 左から「iPhone SE(第2世代)」「iPhone 16e」の順に並ぶ。どちらも背面(出典:「iPhone 16e」と「iPhone SE」の使い勝手を実機で比較した記事)
iPhoneSE Apple SNS 手にしたときにホールド感があり、しっかりと片手で握りやすいのは、iPhone SE(第2世代)だ
iPhoneSE Apple SNS iPhone SE(第3世代)とiPhone SE(第2世代)は、ホームボタンやTouch ID、4.7型液晶を備え、6万円台から買えるスリムな筐体が特徴だ。対してiPhone 16eは、6.1型有機ELやA18チップを搭載し、生成AI「Apple Intelligence」にも対応する。ただ価格は高機能化と円安の影響を受け、SEの最低容量より約3万円高い9万9800円からに設定された(※画像左側はiPhone SE 第2世代)

 伊藤忠グループのBelongでコンシューマ事業部門長を務める大野正稔氏は、iPhone SEについて「ホームボタンが付いており、2025年現在となってはユニークな端末」とし、「ホームボタンがあって、コンパクトなサイズ感で、手頃な価格」と評価している。

 中古スマートフォンの販売サイト「にこスマ」への訪問者数と販売数は、「iPhone 16eが発表された週と前週を比較すると、およそ2倍に増えていた」(大野氏)という。「期待されていたホームボタン付きのiPhone SE(第4世代)が出ず、結果としてiPhone SEの新品在庫がなくなり、なくなく中古に手を出す人が増えた」ことが要因となっており、いまだに根強い人気があることが分かる。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月14日 更新
  1. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  2. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  3. 7型ディスプレイ搭載「Apple HomeView」発表 Siri AIと顔識別で家族全員に「欲しい情報」を届ける (2026年10月13日)
  4. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  5. Apple、「HomePod mini」に新色「ミッドナイト」追加 実はスペースグレイとの違いアリ (2024年07月16日)
  6. 楽天モバイル、KDDIローミングが大幅に縮小――ユーザーに対する説明責任はないのか (2026年10月11日)
  7. Google、画面付きトラッカー「Google Fitbit Edge」発表 日本では2万6800円で予約開始 バッテリー交換にも対応 (2026年10月13日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. ファーウェイはなぜ「24時間測り続けること」にこだわるのか ウェアラブル開発責任者が語る医療機器との違い (2026年10月13日)
  10. ソフトバンクの「iPhone Duo」は一括42万9760円、2年23万9760円から 18 Proよりも免除額は控えめ (2026年10月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー