デジタル庁は1月22日、スマートフォン向けに提供している「マイナポータルアプリ」に「デジタル認証アプリ」の機能を統合し、2026年夏をめどに「マイナアプリ」として提供することを発表した。目的は、行政手続きや民間サービスで必要となる本人確認を1つのアプリで完結させることだ。統合に際しては、アプリの呼称変更に加え、アイコンの刷新や画面デザインの一部改善も実施する予定だ。
現在、マイナポータルアプリは行政手続きの検索や申請、「Androidスマホ用電子証明書」「iPhoneのマイナンバーカード」の設定などに利用されている。これに対し、デジタル認証アプリはマイナンバーカードを用いた本人確認や電子署名を行うための専用ツールとして運用されてきた。これらの統合により、利用者は複数のアプリを使い分ける手間が省けるようになる。また、これまでのデジタル認証アプリを利用していたサービスにおいても、実物のカードだけでなくスマートフォン内の電子証明書による認証が可能になり、カードを物理的に読み取る動作を省略でき、より円滑なサービス利用が実現する。
今回の統合は、サービスを導入している民間事業者や行政機関にとってもメリットがある。デジタル認証アプリのサービスを既に導入している機関については、認証APIや署名APIの互換性が維持されるため、既存のシステムを修正せずにマイナアプリに対応できる。マイナポータルアプリの機能を活用して行政手続きの受付などを行っているサービス提供者も、追加の開発は不要だ。ただし、アプリの名称やアイコンが変更されるため、各サービスの案内における表記の更新が必要となる。
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