楽天モバイル、2026年は「ネットワーク強化の年」に 2000億円超を投じ、都市部や地下鉄の“5G化・増強”を加速(2/2 ページ)

» 2026年02月12日 23時28分 公開
[房野麻子ITmedia]
前のページへ 1|2       

2026年はネットワーク強化の年に 2000億円強の設備投資も

 データ利用量の多い若年層のユーザーが増加しており、三木谷氏は「改めて2026年はネットワーク強化の年として重点的に対策を行っていきたい」との意気込みを語った。

 楽天モバイルはKDDIのネットワークも借り受けながら運用しているが、特に都市部を中心に契約者数が急激に増えており、「トラフィック増加分はしっかり自社のネットワークでさばき切るよう、設備の増強を行っていきたい」と語る。

 そこで、2026年度は2000億円強の設備投資を計画している。

 「昨年(2025年)は当初計画していた1500億円の投資額には届かなかったが、今年(2026年)は工事業者との綿密な協力体制の構築はもちろん、社内の人的リソースも集中させ、基地局建設を加速していく。要望が多い繁華街や地下鉄の対策に重点的に取り組む。繁華街は5G基地局を整備してトラフィックを分散し、地下鉄は帯域幅の拡張を引き続き推進していく」(三木谷氏)

楽天モバイル 2026年度は、25年度の繰り越し分を含む2000億円強の設備投資を計画している

 山手線の各駅で5Gネットワークの強化を進めている。2025年12月時点で主要18駅の5G対応を完了。2026年前半には残りの駅についても完了を見込んでいる。

楽天モバイル 山手線の各駅で5G対応を進めている

 地下鉄については、5MHzから20MHzへの帯域幅拡張に取り組んでいる他、5G Sub6やMassive MIMOなどを使った対策も推進していくという。

楽天モバイル 2026年1月時点の東京メトロの電波対策状況
楽天モバイル 2026年7月には、東京メトロのほとんどの駅・移動区間で電波強化を完了する予定
楽天モバイル 都営地下鉄においても同様の取り組みを推進。こちらも2026年7月に電波強化を完了する予定
楽天モバイル 楽天モバイルユーザーにアンケートを実施したところ、80%以上が通信品質の改善を実感しているという

 楽天シンフォニーについては、2025年度通期でNon-GAAP営業利益の黒字化を達成。低マージンであるハードウェアの納入から、高マージンであるソフトウェアと、そのカスタマイズ、保守を中心とした収益構造へとシフトしているという。クラウドについてはGoogle Cloud Marketplaceを通じて販路を拡大し、各種サービスにおける収益基盤の拡大を図っていくとした。

楽天モバイル 楽天シンフォニーの業績。2025年度通期でNon-GAAP営業利益の黒字化を達成した
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月29日 更新
  1. 「モラルが欠如している」──LINE安否確認で“悪ふざけ”、SNSで批判の的に (2026年06月26日)
  2. ダイソーで770円の「備えラジオ」は“備える”以上に”ノスタルジック”だった件 目的に徹したシンプルさが懐かしさを呼ぶ (2026年06月27日)
  3. ソニー「aiboはやめません」──“次の開発”も明かす オーナーに「安心してください」と呼びかけ (2026年06月27日)
  4. ティム・クックCEOが「もはや限界」と値上げに言及――すでにAndroidでは値上げラッシュが始まる (2026年06月28日)
  5. ソニーaiboからの「撤退は勘弁して」──オーナーが不安視 同社「今後のお話」YouTubeで発信へ (2026年06月27日)
  6. NHKはなぜ「スクランブル化」しないのか? 「公共放送」という位置付けが足かせ? (2026年06月27日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. OPPO「Find X9s Pro」など、デュアル2億画素カメラスマホが続々登場 (2026年06月28日)
  9. 年会費9万9000円の価値はある? 最上位クレカ「Olive Infinite」と「Visa Infinite」の違いと持つべき人 (2026年06月25日)
  10. 「日本は6G周波数の議論すら始まっていない」 クアルコムが抱く危機感と、AI時代の次世代通信 (2026年06月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー