好評のカメラグリップの「Photography Kit」はProバージョンと標準版の2機種を展開する。従来の本体に給電できるものは「Pro」にあたり、グリップのホールド感が大きく向上した。ズームレバーやダイヤルの位置も見直され、操作感もよりカメラに近い感覚へと進化している。その一方で、ポケットなどには収容しにくくなった。内蔵バッテリーは2000mAhだ。
標準モデルはBluetoothで接続する仕様となる。薄型でカジュアルに使える点が魅力だが、無線接続ゆえにシャッターラグや動作が不安定になる場面が見られた。
Xiaomi 17シリーズの共通点として、Xiaomi HyperOS3ではAI機能も強化している。生成AIを用いた写真のディテールアップ、画像の拡張生成機能、Apple製デバイスとの連携機能を備える。この他にはリアルタイム翻訳などのXiaomi独自のアプリに加えて、Googleとの提携も強化。Geminiと自社製アプリの連携、購入者には3カ月間の特典が付与される。
ハードウェアとしては、この世代より最大100WのUSB-PPS規格による急速充電に再び対応した。従来はXiaomiの純正充電器のみ対応だったが、サードパーティーのものにも対応したことで、充電器やモバイルバッテリーを選びやすくなったのはプラス評価だ。
Xiaomi 17シリーズは基本性能やAI機能はもちろん、本体の質感やアピールポイントのライカ共同開発カメラにも力を入れ、今まで以上にグローバル市場で戦えるスマートフォンとして進化を遂げた。
ベースグレードのXiaomi 17ではカジュアルな外観に確かなパフォーマンス。コンパクトな本体に6330mAhという従来よりも大容量になったバッテリーで長く使える点はうれしい進化だ。
最上位のXiaomi 17 Ultraでは、従来機種で支持されていた「10センチまで寄れる望遠カメラ」が廃されたことは惜しいが、夜景撮影性能、望遠性能や動画撮影性能が向上している。ダイナミックレンジを向上させたメインカメラ含め多くの部分で一新されており、さまざまな場面で使いやすいカメラ構成に進化したと評価できる。よりプレミアムな立ち位置でLeitzphoneが用意されている点も興味深い。
日本向けの詳細は未定だが、進化したXiaomiのスマホが日本でも登場することに期待したい。
佐藤颯
生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。
スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。
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