同じ発表会では、Xiaomi Watch 5、Xiaomi Tag、Ultrathin Magnetic Batteryなど多数のAIoT製品も登場した。AppleのFind My(探す)やAirPodsとの連携、MacBookへの画面出力など、Apple・Google両方のエコシステムに乗り入れる製品が並ぶ。別のグループインタビューで、XiaomiのJennifer Zhang氏とAngus Ng氏にこの方針の意図を聞いた。
―― 今回の発表では、Apple・Googleどちらのエコシステムにも対応する製品が目立つ。なぜそこまでオープンにするのか。
Zhang氏 スマートフォンやタブレットからモバイルバッテリー、紛失防止タグまで、全製品でオープンなエコシステムを意識している。どのエコシステムを使っていても、Xiaomiの製品が生活に自然に入っていけるようにしたい。大げさな乗り換えなしに使えること。「Innovation for everyone」というのは、そういう意味だ。
Ng氏 Appleは囲い込みの戦略で20年間成功してきた。iPhoneを買えばAirPodsを買い、MacBookを使う。われわれ自身もそのわなにはまることがある。だがXiaomiは逆のアプローチを取る。ユーザーをXiaomiのエコシステムに引き込むのではなく、iPhoneユーザーがAndroidタブレットを試せるようにする。「Innovation for everyone」とは、Xiaomi製品を持っている人だけのイノベーションではない。
―― メモリ価格の高騰がスマートフォン業界全体に響いている。Xiaomiへの影響は。
Ng氏 AI需要でメモリの買い占めが進み、価格は上がっている。われわれは購買ボリュームをてこにベンダーと交渉しているが、自社でRAM事業を持つSamsungとは立場が違う。ただ、Xiaomiは創業以来ハードウェアの利益率を抑える方針でやってきた。当初はハードウェアコストに対して5%の利益率を目安にしていた。端末を買ったユーザーが損をしたと感じないこと。その基本線は今も変わっていない。
―― 欧州版と中国版でバッテリー容量が違う理由は。
Ng氏 輸送規制だ。多くの市場で6000mAh超のバッテリーは危険物扱いになり、流通チャネルに乗せられない。1年前はAmazonですら6000mAhを受け入れない時期があって、われわれは5880mAhで出していた。7000mAhや1万mAhを積んだ端末も他社にはあるが、販売チャネルはかなり限られる。Xiaomiは多くのユーザーに届けることを優先して、規制の範囲内に収める判断をしている。
Xiaomi 17、Xiaomi 17 Ultra、そしてLeitzphone。3つのフラグシップが並ぶ中で、LeitzphoneだけがLeicaのロゴを背負っている。Noda氏は取材中、何度も「スペックではなくフィーリングだ」と繰り返した。カメラリングを回す手触り、M9モードで撮った写真の色味。数値に還元しにくい部分に差別化の軸を置いたこの端末が、グローバル市場、そして日本でどう受け止められるか、注目したい。
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