ガラケー型スマホ「ケースマ」が売れているワケ 在庫切れで入手困難な店舗も メーカーに方針を聞いた(2/2 ページ)

» 2026年03月15日 10時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
前のページへ 1|2       

在庫切れのさらなる理由と今後の販売方針

 この端末に需要が集中している大きな理由がもう1つある。それは、NTTドコモが発表している第3世代移動通信方式(3G)の終了だ。ドコモは4Gや5Gへの移行に伴い、3月31日をもって3G(FOMA)などを終了する。4月以降は自動解約となるため、長年3G対応ガラケーを愛用してきたユーザーが機種変更を迫られている。

ALT MIVE ケースマ NTTドコモの3G終了が迫ったタイミングでの発売も需要集中の一因になっているようだ(出典:「FOMA」および「iモード」サービス終了のご案内)

 ALT JAPANも、今回のヒットの背景には複数の要因があると分析している。具体的には、従来型フィーチャーフォンユーザーのスマートフォン移行ニーズや、物理キー端末への一定の根強い需要だ。さらに、ギーク層やレトロ回帰などによるセカンド端末需要、通信費見直しを背景としたMVNO需要の拡大も挙げている。また、NTTドコモの3Gサービス終了による買い替えも一定の影響があるとした上で、「いきなりスマートフォンは不安だが、従来型から一歩進みたい」という層にとって、選択肢が限られている市場環境も今回の需要につながっていると見ている。

 物理キーの安心感と最新アプリの利便性を兼ね備えたこの端末は、通信規格の過渡期においてユーザーのニーズをうまくすくい取り、結果として品薄状態を引き起こしているといえる。

ALT MIVE ケースマ ケースマは物理キーの安心感と最新アプリの利便性を兼ね備えている

 では、注文の殺到や供給の兼ね合いにより、販売を一時休止、あるいは終了する可能性はあるのだろうか。ALT JAPANは、現在は増産および追加出荷の対応を進めているとした。さらに、現時点で販売休止や終了の予定はなく「需要に応じて生産・供給体制を強化し、継続販売を前提として対応する」方針を示している。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月14日 更新
  1. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  2. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  3. 「iPhone Duo」でAppleの“折りたたみスマホシェア”は全世界5割超に? 激変するフォルダブルスマホ市場 (2026年09月13日)
  4. Galaxy Z Fold8の「折り目ゼロ」という誤解で物議 実機で検証しつつ、サムスンに公式見解を聞いた (2026年09月12日)
  5. 「iPhone Duo」登場の裏で「iPhone 18」が発表されなかった理由 変わりゆくラインアップ戦略を読み解く (2026年09月12日)
  6. 【ワークマン】780円の「アウトドアギアポーチ」 ベルトループ幅を3段階で調節できる (2026年09月13日)
  7. 「折り目があります」――Apple初の「iPhone Duo」実機画像がSNSで物議、高価ゆえにガッカリか (2026年09月10日)
  8. ソフトバンクの「iPhone 18 Pro」はMNPだと256GBが2年2万円台、512GBが2年4万円台に (2026年09月12日)
  9. 「iPhone Duo」と「Galaxy Z Fold8」のスペックを比較 薄さと機能性、約9万5000円の価格差をどう評価する? (2026年09月11日)
  10. NHK受信料未収で宿泊事業者に1140万円請求 「どうしてもご理解いただけなかったため」民事訴訟提起 (2026年09月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー