NHK「天気防災マップ」開始 雨雲や津波など12種類のマップ表示、防災記事との連動なども

» 2026年03月21日 16時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 NHKは3月19日、スマートフォン向けアプリ「NHK ONE ニュース・防災」で、新サービス「天気防災マップ」の提供を始めた。これまでもマップ形式で情報を届けてきた。東日本大震災から15年となる2026年、より見やすく使いやすくするため機能を大幅にリニューアルした。

NHK アプリ 防災 災害 天気 天気防災マップの特徴

 天気防災マップは、利用者の現在地や選択した地点の災害リスクを可視化する。雨雲マップでは画面下部に15時間先までのタイムスライダーを表示し、雨雲がかかることが予想される場合、雨の強さに応じて地図上の色を青や黄、赤などに変化させる。

全国の河川や活火山の状況を可視化

 洪水マップでは、全国約1万カ所に設置した河川カメラのリアルタイム映像を平常時と比較して見ることができる。大雨で川の氾濫が予想される場合は、危険度に応じて赤や紫、黒などの色で表示する。

 また、今回から初めて提供される火山マップでは、国内に111ある活火山の現在の危険度や、火山灰が降る地域の予想を確認できる。

 津波や台風の状況把握もひと目で把握できるようにした。津波マップは予想や観測情報を地図上に直接プロットし、発表中の情報と避難の呼びかけを画面下部へ大きく表示する。台風マップは進路予想図を画面全体に大きく表示し、中心気圧や最大瞬間風速といった各種データを画面下部に集約して、現在の台風の勢力がひと目で分かるようにしている。

防災記事との連動で避難判断を支援

 新サービスは、同社が積み上げてきた防災記事とマップを連動させている。マップで知った災害リスクの詳細情報や、避難行動の判断に役立つ情報を防災記事で確認することができ、状況把握だけでなく「どう行動すれば良いか」まで分かるサービスとなっている。

 ハザードマップ機能では、河川の洪水、大雨による浸水、土砂災害、津波の危険性をまとめて表示する。4月からは火山のハザードマップも追加し、機能をさらに充実させる予定だ。

NHK アプリ 防災 災害 天気 防災記事との連動で避難判断を支援する

緊急時に特化した災害情報モード

 勢力の強い台風の上陸など、大規模な災害が差し迫っている緊急時には、画面上にオレンジ色のボタンが出現し「災害情報マップ」へと切り替えられる。NHKが取材した最新の情報や被害映像、開設された避難所といったライフラインの情報などが随時プロットされる。

 この災害情報マップは、雨雲やハザードマップと重ねて利用することも可能だ。本サービスは繰り返し起こる災害から命と暮らしを守ることを目的としており、NHKは日頃からの備えとして同アプリの活用を呼びかけている。

NHK アプリ 防災 災害 天気 緊急時に特化した災害情報モードもある

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