ソニーのXperia(Japan)公式Xアカウントは2026年3月24日、スマートフォン「Xperia arc」の発売から15年が経過したことを伝えた。公式アカウントは、同モデルが当時トップクラスの映像美とカメラ性能を備え、最薄部8.7mmのスリムでエレガントなデザインを持った特徴的なモデルであったと説明している。
公式アカウントは当時の思い出について、「#Xperiaはいいぞ」というハッシュタグをつけて引用ポストで教えるよう呼びかけた。ファンは当時の革新的なデザインや機能、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ時代の端末に対する熱い思いを次々とSNS上に投稿している。
Xperia arcは国内ではNTTドコモが2011年3月24日に発売した。同機はOSに最新のAndroid 2.3を採用し、FOMAハイスピードエリア内での受信時最大14Mbpsの高速通信に初めて対応したスマートフォンだ。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現ソニー)は最薄部8.7mmのスリムボディーと、エレガントなアークフォルム(背面が弧を描く流線形のデザイン)を特徴として同機を作り上げ、話題を集めた。
カラーバリエーションはミッドナイトブルー、ミスティーシルバー、サクラピンクの3色で、特にミッドナイトブルーは光の当て方で風合いが変化するグラデーション加工が施されていた。
ディスプレイは4.2型で解像度はフルワイドVGA。ソニーのテレビ「BRAVIA」に採用した「クリアブラックパネル」を搭載した。液晶とガラス面の空気層をなくして深いブラックを追求しており、ディスプレイが消灯しているときには研ぎ澄まされた一枚の黒い板のような上質さを際立たせていた。高画質技術「モバイルブラビアエンジン」も搭載し、映像をくっきり鮮やかに表現できるようにした。
アウトカメラにはソニー製裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を採用。ユーザーは有効約810万画素のセンサーとF2.4のレンズにより、薄暗い場所でも高精細な静止画やHD解像度の動画の撮影が可能だった。さらに、顔認識エンジンや自動シーン検出機能といった本格的なカメラ機能に加え、撮影後の処理速度が大幅に向上し、素早い連続撮影を実現した点も大きな魅力だった。
さらに同社はエンタテインメント機能も充実させ、HDMIケーブルによる大画面テレビへの出力機能や、ゲーム機「PlayStation 3」などの機器とワイヤレスでコンテンツを共有できるDLNAサーバ機能に対応した。文字入力には独自の予測変換・入力アシスト機能「POBox Touch」を搭載し、コミュニケーションを一元表示する独自機能「Timescape」ではホームスクリーン上でのタイルスクロールが可能だった。
Xperia arcは当時としては先進的な技術を詰め込んだスマートフォンだった。エンターテインメントとコミュニケーションをハードウェアとソフトウェアで一体化したようなツールともいえ、それが薄い1枚板に凝縮したような印象を当時抱いた。
公式アカウントの呼びかけに対し、ユーザーはSNSで思い出を語る声を寄せた。「背面カバーが交換できる仕様はとても魅力的でした。さくらピンクというカラーも非常に斬新ですてきでしたね」や「ソニー・エリクソンが製品を展開していた頃は、新しい発表があるたびにワクワクする時代でした」と投稿している。また、「当時はガラケーとSIMカードを差し替えながら併用していました。Xperia arcから本格的にスマートフォンへ移行し(中略)最先端を走っているのはXperiaだと感じています」と、スマホ黎明期ならではの思い出を語る声もある。
ユーザーは使い勝手への称賛も書き込んでいる。「この形状とサイズ感が非常に手になじみ、15年前はずっと愛用していました」という声や、「リアパネルを香港から輸入して使用していましたが、内側に反った形状の背面がとても持ちやすかったです。また『Timescape』という機能で、各通知をくるくると回転させながらチェックできるのが非常に便利で楽しかったです」と投稿しており、多くの人が魅了されたことが分かる。
一部のファンはデザイン復活を望む声や愛着を示すコメントも投稿している。「もし機会をいただけるのであれば、ミドルレンジモデルでも構いませんので、当時のデザインをぜひ復活させてほしいと願っています」という要望や、「Xperia arcは、当時本当に欲しくてたまらなかった憧れの一台です」「私のスマートフォン歴はXperia arcから始まりました。それ以来、メイン端末はずっとXperiaを選び続けています」と発信している。
SNS上の意見は、文脈の変わらない範囲で体裁を整えています。
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