思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)製スマートフォン「Xperia arc SO-01C」です。
2011年に発売されたSO-01Cは、Android 2.3を採用した日本初のスマホとして登場しました。グローバルモデルとして発表された「Xperia arc」のドコモ向けモデルで、背面が弧を描いたように少し凹んだデザインになっているのが特徴です。
ソニーのテレビ「BRAVIA」にも採用された「クリアブラックパネル」や高画質技術「モバイルブラビアエンジン」を搭載。またソニーのデジカメ「Cyber-shot」に採用された裏面照射型CMOSセンサーをケータイ向けに調整した「Exmor R for mobile」を搭載するなど、当時のソニーの最新技術が詰め込まれていました。
携帯販売ランキングでは発売直後に総合部門で首位を獲得し、そのまま5週連続1位をキープする人気ぶりを見せました。
ちなみにグローバルモデルとして発表された1月時点では、最薄部8.7mmという薄型ボディは世界最薄モデルでしたが、2月に発表されたドコモの「MEDIAS N-04C」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ)が厚さ7.7mmを実現していたため、3月の発売前に世界最薄モデルの座を奪われてしまいました。
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