ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Xperia arc SO-01C」は、グローバル展開する「Xperia arc」のドコモ向けモデル。最薄部8.7ミリのボディに4.2インチのフルワイドVGA液晶やExmor R for mobile対応の810万画素CMOSカメラを搭載するなど、高いスペックを実現している。OSは現行のAndroidスマートフォンでは最新のAndroid 2.3を採用している。発売は3月24日の予定。
Xperia arcのボディカラーは、海外ではMidnight BlueとMisty Silverのみが発表されていたが、日本向けにSakura Pinkを追加し、女性ユーザーの取り込みを狙う。ピンクのケータイは欧州では敬遠されがちだが、アジアでは人気色の1つと言われており、Sakura Pinkがアジア他国でも発売される可能性は高い(韓国では「GALAXY S」のピンクも発売されている)。このSakura Pinkは、薄かったり派手だったりという女性らしいピンクとは趣が異なり、男性が持っても違和感は少なそうだ。ドコモはSakura PinkをXperia arcのメインカラーとし、2月24日の発表会でも同色をアピールする説明や展示を行っていた。
外観の詳細については、グローバルモデルのレビュー記事も参照してほしい。形状、サイズ、デザインはグローバルモデルとほぼ同じ。異なるのは、裏面に「NTTdocomo SO-01C」の表記があるところ。前モデルの「Xperia SO-01B」では、裏面の中央に「Sony Ericsson」と「NTTdocomo SO-01B」の表記があったが、Xperia arcでは「XPERIA」が中央に表示され、NTTdocomo SO-01Cの表記は右下に移動しており、Xperiaブランドを強く訴求する意向が感じられる。
製品名に「arc」が付くとおり、ボディの裏側が弧を描く形状になっているも大きな特徴。ボディ下部の端と、クリア/ホーム/MENUの物理キーも弧を描いている。裏面の周囲にはアールがかけられているので、手にしっかりフィットする。最薄部8.7ミリという薄さはもちろん、持ちやすさも兼ね備えた形状といえる。なお、クリアとMENUキーの位置がXperiaと逆になっているので、Xperiaユーザーは慣れるまで戸惑うかもしれない。
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