一方で、上位モデルであるPhone (4a) Proは、よりプロフェッショナルな要求に応えるためのスペックを凝縮した。黒住氏はこの上位モデルについて「機能性やデザインの精度において一歩上を行くプロダクトだ」と語った。カラーバリエーションはシルバー、ブラック、ピンクの3色を展開する。
デザインの最大の違いとして、Phone (4a) Proは航空機グレードのアルミニウムを用いたユニボディー構造を新たに採用した。同氏はこの挑戦について「質感や人との関わりを考えたとき、改めてデザイン言語の中に金属を意欲的に取り込もうと考えた」と説明する。手触りはサラッとしたサテンのような感触に仕上げた。
金属素材の採用は剛性の向上による薄型化にも寄与しており、ブランドのスマートフォンとしては最薄となる。実際、Phone (4a) Proは(4a)より0.6mm薄い。重量は(4a)の方が5g軽い一方で、重さはアルミボディーのPhone (4a) Proが若干重い。参考までにサイズと重量の公称値を以下に記載する。
Phone (4a) Proのアルミボディーは熱対策の面でも有利に働き、5300平方ミリメートルの大型ベイパーチャンバーの搭載に加えて「金属ボディー自体を放熱板として利用している」そうだ。
Phone (4a) Proは137個のミニLEDからなる「Glyphマトリックス」を搭載。「Phone (3)」よりもLEDのカバーエリアを57%拡大して視認性を高め、通知機能やセルフィーミラー機能としての役割を持たせた。遠くからでもタイマーのカウントダウンなどを明瞭に確認できる設計となっている。黒住氏は「スマートフォンを閉じていても(ディスプレイが消灯していても)大切な情報が見えるものを可視化していきたい」と光のインタフェースの意義をアピールする。
カメラシステムにも明確な差異を設けた。上位モデルのメインカメラには、光学式手ブレ補正付きのソニー製5000万画素センサー「LYT700c」を採用した。高度なコンピュテーショナルカメラ技術「TrueLens Engine 4」では、先進的なマルチフレームのRAW処理や、12層のAIセグメンテーションを実施する。この高度な画像合成技術と組み合わせることで、非常に明るくクリアな写真が撮影できる。
Phone (4a) Proのズーム性能は標準モデルのPhone (4a)を大きく上回る。ペリスコープカメラを駆使し、最大140倍のデジタルズームを実現した。加えて7倍のセンサー内ズームにも対応し、遠くの被写体も鮮明に捉える。黒住氏は「140倍ズームでも三脚を使わずに手ブレを抑えて撮影できるほど精度が高い」と自信を見せた。
ディスプレイもPhone (4a) Pro専用の仕様を用意した。6.83型の有機ELを搭載し、超狭額ベゼルを採用することで没入感を高めた。リフレッシュレートは最大144Hzに達し、ピーク輝度は5000ニトという極めて明るい画面を実現した。直射日光の下でも高い視認性を保ち、滑らかな操作体験を提供する。
プロセッサには「Snapdragon 7 Gen 4」を搭載した。標準モデルのPhone (4a)と比較してより高い処理能力が期待できる。さらに、高速なデータ転送を可能にするDDR5Xのメモリと、読み書き速度に優れたUFS3.1のストレージを採用し、AI機能やマルチタスクを快適に処理する。
本体はIP65の防塵・防水性能を備え、IP64のPhone (4a)より防水性能は高い。Phone (4a) Proの価格は直販サイトにおいて7万9800円となる。グローバル向け発表時点の価格は499ユーロ(約9万1000円)からなので、(4a) Proも日本の方が安い。国内の通信キャリアでは唯一、楽天モバイルが取り扱う。
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