小容量プランではミニフィット2を提供するが、現行の「ミニフィットプラン+」から変更点が多い。まず、データ容量はミニフィットプラン+の1GB、2GB、3GBまでの3段階制から、2GBと5GBの2段階制となった。
基本料金は、ミニフィットプラン+(改定後)から値上げとなっており、同じ2GBまでだと550円の値上げだ。その一方で割引を充実させており、ミニフィットプラン+では適用対象外だった新みんな家族割がミニフィット2では対象になり、550円の割引を受けられる。
PayPayカード割も適用され、PayPayカードでは330円、PayPayカード ゴールドでは550円の割引を受けられる。“PayPayカード ゴールドシフト”は、小容量のミニフィット2にも敷かれているというわけだ。おうち割光セットの1100円割引は変更ない。
全ての割引を適用し、改定後のミニフィットプラン+と比べると、2GBまでならミニフィット2の方が安く、5GBまでもミニフィットプラン+の3GBまでよりも安い。ただしミニフィットプラン+は1GBまでなら割引込みで月額2000円台だが、ミニフィット2では1GBまでがなく、最低料金は3058円からと値上げになる。月に1〜2GB以上使うならミニフィット2の方が安いが、1GB未満ならミニフィットプラン+の方が安い。
PayPayカード ゴールドの通信料支払いの還元率は、ミニフィット2も10%から1%に下がるが、もとの料金が無制限プランよりも安いので、影響は少ない。仮に基本料金の還元分を引いたとしても、2GB以上ならミニフィット2の方が安くなる。
割引込みで1〜2GB以上ならミニフィット2の方がお得だが、これは新みんな家族割やPayPayカード割のおかげ。裏を返すと、このような小容量プランでも、ソフトバンク経済圏への囲い込みを強めようとしていることが分かる。
ミニフィットプラン+もミニフィット2はSoftBank Starlink Directが追加されるのは共通しているが、海外データ放題はミニフィットプラン+が3日、ミニフィット2が5日という違いがある。
割引込みならお得になったといえるミニフィット2だが、それでも5GBで4000円強は高い。5GB以内で十分という人は、Y!mobileやLINEMOの方が断然お得だ。例えば割引適用後のY!mobileの「シンプル3 S」なら、月額1000円未満で5GBを利用できる。LINEMOなら割引なしで3GBが月額990円で済む。小容量を希望する人はY!mobileやLINEMOを検討してほしい。
値上げがクローズアップされがちなソフトバンクの新料金プランだが、割引を含めれば同額か、値下げも可能な作りになっている。ただしそれは、PayPayカード ゴールドを契約することが条件になる。同ゴールドカードのユーザーなら問題ないが、料金プランを変更するために、年会費1万1000円のゴールドカードを契約するハードルは高い。
また、新料金プランでは、通信料支払いの還元率が1%に下がっているのが痛い。このように、ソフトバンク新料金プランのお得度は、PayPayカード ゴールドを持っているか、通信料をPayPayカード ゴールドで支払うかによって変わってくるので、一概に評価しづらい。
PayPayカード ゴールドを所持しており、PayPayだけで毎月8万円以上買い物して上限までPayPayポイントを稼げるなら、通信料還元が高いペイトク無制限やメリハリ無制限+の方が実質負担は軽くなる。
なお、現行のペイトク無制限やメリハリ無制限+などの現行プランは、2026年6月1日で新規受付を停止する。条件によっては現行プランの方がお得な場合もあるので、ソフトバンクの契約を検討している人は、早めに申し込んでおきたい。
普段の買い物状況やPayPayカード ゴールドの必要性を考えて、現行プランを維持するか、新料金プランへ乗り換えるかを検討してほしい。
値上げのソフトバンクが仕掛ける「PayPayカード ゴールド」シフト、新プラン移行の障壁になる懸念も
ソフトバンク値上げの背景に「通信品質維持の限界点」 Y!mobileは収益重視で改定、LINEMOは据え置き
ソフトバンク、新料金プランでPayPayカード優遇を強化 ただし通信料還元は最大10%→1%に
ソフトバンク新料金「ペイトク 2」発表 現行プランから「値上げ」も、特典を用意
ソフトバンクとY!mobile、既存プランを値上げ 6月から順次 「安定した通信を提供するため」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.