実際に接続し、その使い勝手を試してみよう。
今回の試用構成は、まずベースとなるPCに比較用の同社キャプチャーカード「MTVX2005」(レビュー参照)を搭載し、そのPCにDVR-777UをUSB2.0接続する。さらにギガビットLANハブを介したLAN内にDNT-888Lを設置した。
ちなみにDNT-888Lは作業部屋のTVアンテナ端子が足りず、別の部屋のアンテナ端子につなぐ形とし、こじつけながら接続方法を多様にとれるLAN接続タイプのDNT-888Lのメリットを早速活用する形態とした。
すべての機器を接続し、ドライバはDNT-888Lに付属のCD-ROMからインストールした。DVR-777UやMTVX2005に関しても認識され、メーカー保証外であるものの異機種3チューナーの同時利用環境が構築できた。同時にコントロールソフト「FEATHER 2005 V2」、リモート予約ソフト「CiRAgent」、ライティングソフト「Nero」などもインストールされる。
FEATHER 2005 V2は同社のTV視聴・録画・ファイルコントロールソフトで、TV・ムービーファイル・CD/DVD・音楽データ・写真データのほか、LAN内PCに保存された各種メディアデータを共有し、視聴できる機能が搭載され、同時に別クライアント用にもう1つライセンスが付属するもの。なお、製品バンドル版のFEATHER 2005 V2は「FEATHER2005 V2 PremiumEdition」と異なり、おまかせ録画ほか、いくつかの機能を必要に応じて購入・追加する形態となっている。
TVを視聴する方法は、FEATHER上から「TV」を選択すればよい。使用するチューナーを変更する場合は、FEATHER上で右クリックして表示される「モード選択」メニューから、利用するチューナー機器を選び、再度FEATHERでTVを選択する。
これらの操作はマウス、あるいは同社キャプチャーユニット用リモコンキット「CRM2005」(関連記事参照)より可能だ。TV視聴の操作じたいはどのチューナーも同じである。なお、無線LANでの視聴も試みたが筆者宅は未だIEEE802.11b。この環境でも視聴できないことはないものの、映像の遅延がふとしたときにけっこうな頻度で発生するという感じで、残念ながら無線環境で普通に視聴するにはIEEE802.11a/g以上が必要だろう。
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