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» 2006年05月31日 11時00分 公開

MacBookと暮らした1週間――白黒MacBook徹底レビュー (4/4)

[こばやしゆたか,ITmedia]
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ベンチマークテスト

 まずはCPU性能のチェックだ。iMovieで取り込んだDVファイルのひとつ(9分28秒、1.9Gバイト)をQuickTimeで「ムービーからiPod(320x240)」で保存するのに必要な時間をAppleScriptで測定した。

QuickTimeでムービーからiPod(320x240)に保存
MacBook 2GHz(メモリ2Gバイト) 8分44秒
MacBook 1.83GHz(メモリ2Gバイト) 11分16秒
iBook G4(メモリ1.5Gバイト) 19分57秒
iMac 1.83GHz(メモリ512Mバイト) 8分38秒

 iBook G4に比べると2倍ほど速い。でも、MacBook白は同一CPUのはずのiMacに比べると3割くらい遅い。おそらくHDDの性能によるものだろう。XbenchのDisk Testでは、MacBookのスコアが35くらいなのに対して、iMacは80以上出ているのだ。Serial ATAとはいえ、5400rpmの2.5インチHDDではこの程度だ。

 つぎに、搭載メモリによる速度差をXbench 1.2(Universal版)で測定した。上がMacBook黒(2GHz)、下がMacBook白(1.83GHz)だ。

Xbench 1.2(Universal版)
MacBook 2GHz 256+256 512+512 1024+0 1024+1024
Results 54.95 59.68 52.12 58.25
CPU Test 66.8 73.05 72.76 76.13
Thread Test 196.35 194.35 194.7 196.38
Memory Test 108.93 114.96 105.73 115.28
Quartz Graphics Test 51.77 57.84 57.8 54.68
OpenGL Graphics Test 208.28 220.55 208.72 215.54
User Interface Test 18.38 26.25 18.65 24.11
Disk Test 34.02 33.51 33.05 34.66

Xbench 1.2(Universal版)
MacBook 1.83GHz 256+256 512+512 1024+0 1024+1024
Results 54.73 53.01 52.55 55.96
CPU Test 65.52 66.98 68.47 66.8
Thread Test 180.43 176.5 175.83 179.6
Memory Test 109.2 111.01 103.78 112.61
Quartz Graphics Test 52.37 52.87 51.43 52.35
OpenGL Graphics Test 197.87 198.31 195.81 199.93
User Interface Test 22.63 20.46 20.8 23.65
Disk Test 33.77 33.77 32.62 34.14

 3列めの1024+0というのは、2つあるメモリスロットの片方だけに1Gバイトのメモリをさした状態だ。MacBookは同一のメモリをペアで使用することを奨励されているが、片方だけでも一応は動く。でも、この場合はデュアルチャンネルアクセスに比べてメモリ(とグラフィックス)の性能が低下するので、それがどのくらい違うのか調べてみた。その結果メモリ性能は明らかに下がるが、グラフィックスはそれほどでもないことが分かる。これは後でもう1度チェックする。

 なお、ベンチマークでは分からない差として、メモリが少ないとタスク切り替えのときにいちいち待たされるということを再度指摘しておく。

 次に3Dのグラフィックスの性能の差を調べるためにCINEBENCH 9.5も試した。

CINEBENCH 9.5
MacBook 2GHz MacBook 1.83GHz iMac 1.83GHz iBook G4 1.33GHz
Rendering (Single CPU) 306 279 283 128
Rendering (Multiple CPU) 570 493 534 -
Multiprocessor Speedup 1.87 1.82 1.89 -
Shading (CINEMA 4D) 351 321 334 136
Shading (OpenGL Software Lighting) 1242 969 1330 407
Shading (OpenGL Hardware Lighting) 1254 1172 2727 828
OpenGL Speedup 3.57 3.65 8.16 6.1

 MacBookのグラフィックス機能はチップセット内蔵コア(Intel GMA950)を利用するが、その性能が如実に出る結果となった。レンダリングをCPUでやる場合(OpenGL Software Lighting)には、iMacと比べてそれほどの遜色はないものの、グラフィックス性能(OpenGL Hardware Lighting)では、極端な差がついてしまう。なお、この性能差は3Dのレンダリングの話であって、ムービーを見たりする分にはまったく問題ない。

おまけ:Boot CampによるWindows XP

 最後にBoot Campを使ってWindows XPのインストールも行ってみた。もうファームウェアアップデートの必要もなく、作業はあっさり完了する。

 Mac OS Xでは2本指+クリックで右クリックができたので「もしかすると」と思っただのだけど、これはWindowsには効かなかった。Boot Campの正式版では、Windowsでも2本指+クリックを実現するドライバを入れて欲しい。それとAirMacもだめだった。動作報告を聞く限りでは、日本ではiMac以外の機種でAirMac(無線LAN)が動かないようだ。一方、液晶を閉じたさいのハイバネーションにはきちんと対応している。ただ、今度は常にハイバネーションになっているようだ。

 PCMark05と3DMark05の結果は下の通り。3DMark06は「HDR/SM3.0 Score」が非対応となるために省略した。

PCMark05
MacBook 2GHz MacBook 1.83GHz iMac intel 1.83GHz
PCMark 2909 2900 3565
CPU 4496 4237 4253
Memory 3042 2844 2901
Graphics 1006 979 1692
HDD 3106 3097 3980

3DMark05
MacBook 2GHz MacBook 1.83GHz iMac 1.83GHz
3DMark Score(1024×768) 567 538 2779
CPU Score 3758 3755 4903

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