インテルのクアッドコアCPU第1弾「Core2 Extreme QX6700」正式発表

» 2006年11月15日 00時00分 公開
[ITmedia]

 Core2 Extreme QX6700(Core2XE QX6700)は、1つのCPUパッケージに4つのコアを搭載したクアッドコアCPUで、インテルのコンシューマ向けCPUでは初めての製品となる。65ナノメートルプロセスルールを採用し、サポートするパッケージはLGA775、FSBは1066MHzに対応。動作クロックは2.66GHz。TDP(Thermal Desgin Power)は130ワットになる。インテルの資料によるとCore2XE QX6700に対応するインテル製チップセットはIntel 975Xだけとなっている。

クアッドコアCPUのCore2 Extreme QX6700。IDF Fall 2006でも明らかにされているように、2007年にはCore2 Quadも登場する
そしてCore2XE QX6700の内部イメージ。Core2 Duoを2つ組み込んだ構成になっている

 その構造はデュアルコアのCore2 Extreme、またはCore2 Duoを2つ実装している状態に相当、2つのコアごとに共有できる4MバイトのL2キャッシュを組み込み、「インテル ワイド・ダイナミック エグゼキューション エンジン」「インテル インテリジェント パワー機能」「インテル アドバンスド・スマートキャッシュ」「インテル スマートメモリー・アクセス」「インテル VT」「Intel 64」「エグゼキュート ディセーブル ビット」「拡張版インテルスピードステップ」などのCore2 Duoで実装している機能をそのまま継承する。

 このほかに、Core2XE QX6700には新しくなった「デジタルサーマルセンサー」(DTS)が実装され、「インテル クワイアット システムテクノロジー」と組み合わせてシステムの温度を検知した動的なファンコントロールを行う。

 11月15日現在、Core2XE QX6700は米国のネット販売Webサイトで約1100ドルから1267ドルの間で販売されている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年07月21日 更新
  1. HDDの最大容量を更新する30TBの「IronWolf Pro」が店頭に並ぶ (2025年07月19日)
  2. 「Windows 11」と「Windows Server 2025」の最新メディアが登場/GoogleがAIエディター「Windsurf」のCEOなどを引き抜き (2025年07月20日)
  3. ワコムが創作に特化したAndroidタブレット「MovinkPad 11」を7月31日に発売 7万円弱で「エントリークリエイター」に訴求 (2025年07月17日)
  4. 「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2025年7月16日現在】 (2025年07月17日)
  5. Windowsの「Microsoft Defender」が一部アプリの起動をブロックする可能性 「Winring0ドライバ」の脆弱性が原因(リスクを受容すれば回避策あり) (2025年07月18日)
  6. ASUS、“初音ミク”コラボ仕様のゲーミングPCパーツなど計9製品を投入 (2025年07月18日)
  7. 日本の住宅にぴったりな約24.8cmのミニサイズ、だけどパワフルなロボット掃除機「SwitchBot K11+」を試した (2025年07月18日)
  8. リアル2画面でタッチ操作/ペン入力にも対応! 5年保証の16型×2モバイルディスプレイ「XQ-160PF」を試す (2025年07月18日)
  9. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  10. Macで「サイバーパンク2077:アルティメットエディション」がプレイ可能に! ただしApple Silicon搭載モデルのみ (2025年07月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー