AMD、Intelとの“公開ガチンコ対決”も意外と低姿勢週末アキバPickUP! 番外編(2/2 ページ)

» 2006年11月26日 23時00分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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仮想化マシンでの快適な操作性をアピール、4×4の近況報告も

 続いて、ホストOS上で仮想的に別のOSを起動させるデモも行われた。Virtual PC 2007 Betaを使い、Windows XP Professional上で、Vine Linux 3.2とWindows Me、Windows XPの計3種類の仮想OSを起動。AMDのCPUはハードウェアで仮想マシンをサポートする「AMD Virtualization(AMD-V)」を搭載しており、仮想OSも快適に操作できると解説した。また、2回目以降のデモでは仮想OS上でベンチマークテストを実施。その結果では、Athlon 64 X2マシンのほうがCore 2 Duoマシンよりも8%以上早くテストを完了させた。ただ、Virtual PC 2007がβ版のため、あくまで参考値として捉えてもらいたい。

仮想化そのもののメリットと、Athlon 64 X2の優位性をアピール(写真=左)。3つの仮想OSを起動した。4つめの構築を試みたが、メモリの容量不足で断念(写真=中央)。VB-Benchで仮想OSのパフォーマンスを計測(写真=右)

 イベントの最後は、まもなく登場するAMDの新プラットフォーム「4×4(フォーバイフォー)」の紹介。4×4はコンシューマ向けにデュアルCPUスロットを搭載したマザーボードをラインアップし、4CPU(デュアルコア×2個)と4GPU(デュアルコアGPU×2個、またはシングルGPU×4個)でマシンを構築できるというもの。佐藤氏によると「早ければ、年内に発表できるかもしれません。その時は、またイベントを開催します」と近況を報告した。

 なお、会場を提供したドスパラ秋葉原本店は、当日AMD製CPUを購入したユーザーにAMD特製iFlash FANをプレゼントするなど、便乗キャンペーンを行っていた。ただしCPUの売り上げは、「いつもと変わらないです。7対3の割合でCore 2 Duoが売れていますね。今後に期待です」(同ショップ)とのことだった。

まもなく登場する“4×4”について言及(写真=左)。イベントには合計200人のユーザーが詰めかけた。イベント後のプレゼント抽選ゲームも、大いに盛り上がった(写真=中央)。当日はドスパラ秋葉原本店内に、便乗キャンペーンのPOPが貼られた(写真=右)
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