続いて、ホストOS上で仮想的に別のOSを起動させるデモも行われた。Virtual PC 2007 Betaを使い、Windows XP Professional上で、Vine Linux 3.2とWindows Me、Windows XPの計3種類の仮想OSを起動。AMDのCPUはハードウェアで仮想マシンをサポートする「AMD Virtualization(AMD-V)」を搭載しており、仮想OSも快適に操作できると解説した。また、2回目以降のデモでは仮想OS上でベンチマークテストを実施。その結果では、Athlon 64 X2マシンのほうがCore 2 Duoマシンよりも8%以上早くテストを完了させた。ただ、Virtual PC 2007がβ版のため、あくまで参考値として捉えてもらいたい。
イベントの最後は、まもなく登場するAMDの新プラットフォーム「4×4(フォーバイフォー)」の紹介。4×4はコンシューマ向けにデュアルCPUスロットを搭載したマザーボードをラインアップし、4CPU(デュアルコア×2個)と4GPU(デュアルコアGPU×2個、またはシングルGPU×4個)でマシンを構築できるというもの。佐藤氏によると「早ければ、年内に発表できるかもしれません。その時は、またイベントを開催します」と近況を報告した。
なお、会場を提供したドスパラ秋葉原本店は、当日AMD製CPUを購入したユーザーにAMD特製iFlash FANをプレゼントするなど、便乗キャンペーンを行っていた。ただしCPUの売り上げは、「いつもと変わらないです。7対3の割合でCore 2 Duoが売れていますね。今後に期待です」(同ショップ)とのことだった。
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