それでは、ここまでに紹介した製品ラインアップから5製品を選び、目的別のBTO例を紹介していこう。使用目的をしっかり把握したうえでBTOによるパーツ選びを行なえば、用途にぴったりとマッチしたお買い得な1台を購入できる。なお、同社は全製品にWindows Vista Capable PC専用のBTOメニューを用意しているので、1月30日のWindows Vista発売後にWindows XPからの乗換えを予定しているなら、こちらのBTOメニューを使ってパーツを選んでほしい。
製品名: | Endeavor Pro4000 |
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OS: | Windows XP Home Edition SP2 |
CPU: | Core 2 Duo E6700(2.66GHz) |
メモリ: | 2048MB |
HDD: | 500GB(RAID 0) |
グラフィックス: | GeForce 7600GT |
光学ドライブ: | DVDスーパーマルチドライブ |
Office: | なし |
価格: | 30万8910円 |
高性能パーツをふんだんに搭載できるフラッグシップモデルだけに、ゲームやビデオ編集といった高性能を要求する用途に対応できる構成を選びたい。ポイントはCPUの Core 2 Duo E6700と、RAID 0構成を採用した合計500GバイトのHDDだ。
HDDは大容量の単一ドライブとして扱えることから、長時間のビデオ映像をキャプチャにも最適。グラフィックスカードはミドルレンジのGeForce 7600GTを選んだが、より快適なゲーム環境を目指すなら、RADEON X1950XTXやGeForce 7900GTXといったハイエンドカードを選ぶのもいいだろう。高価ではあるが、光学ドライブBlu-ray Discドライブを搭載して高精細な市販Blu-rayタイトル再生機に仕上げるのも面白い。
製品名: | Endeavor MR3100 |
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OS: | Windows XP Home Edition SP2 |
CPU: | Core 2 Duo E6300(1.86GHz) |
メモリ: | 1024MB |
HDD: | 160GB |
グラフィックス: | Intel G965 Express内蔵(アナログ出力+デジタル出力) |
光学ドライブ: | DVDスーパーマルチドライブ |
Office: | Microsoft Office Personal Edition 2003 |
価格: | 15万2250円 |
ここでは15万円台で入手できるスタンダードPCとしての構成を考えてみた。CPUには、2次キャッシュ容量が2Mバイトながらデュアルコアを搭載したCore 2 Duo E6300をチョイス。そのほかの基本スペックもメインマシンとして不足のないものを選んでいる。
ちなみにグラフィックス機能はチップセット内蔵ながら、デジタル液晶との接続性を考慮して、DVI出力端子を搭載したものを選択している。見どころは、ソフトウェアに定番ビジネススイートのOffice Personal Edition 2003を追加したところだ。ビジネスからホビーまで幅広く活用したいPCを手頃な価格で手に入れるにはうってつけの構成といえる。
製品名: | Endeavor AT960 |
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OS: | Windows XP Professional SP2 |
CPU: | Celeron D 346(3.06GHz) |
メモリ: | 512MB |
HDD: | 80GB |
光学ドライブ: | DVD-ROMドライブ |
Office: | なし |
価格: | 6万6150円 |
企業で一括導入するケースを想定し、低価格かつセキュリティ性を重視した構成を紹介しよう。用途がビジネスユース限定なので、CPUを筆頭に基本スペックはすべて控えめの選択を行なった。光学ドライブには書き込み機能のないDVD-ROMドライブを選んだが、これは機密データをDVDメディアに書き込んで持ち出される危険を回避するため。フロッピードライブを省略したのも同じ理由だ。
また、本機にはTPM 1.2準拠のセキュリティチップが標準搭載されるので、HDDを盗難されてもデータが漏えいする心配はない。ただし、コンパクトな本体を丸ごと盗難された場合に備え、パスワードによるアクセス管理は徹底して行なうべきだろう。それだけに、オプションに指紋センサーがないのが残念だ。オフィススイートは、安価に導入できるマルチライセンス版の導入を想定した結果だ。
製品名: | NJ5000Pro |
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OS: | Windows XP Home Edition SP2 |
CPU: | Core Duo T7200(2GHz) |
メモリ: | 1024MB |
HDD: | 160GB |
グラフィックス: | MOBILITY RADEON X1600 256MB(変更できず) |
光学ドライブ: | DVDスーパーマルチドライブ |
無線LAN: | IEEE802.11a/b/g追加 |
Office: | Microsoft Office Personal Edition 2003 |
価格: | 24万7800円 |
予算を25万円に設定し、ノートPCながらメインマシンとして快適に利用できるスペックを選んだ。CPUには4Mバイトの2次キャッシュを搭載したCore 2 Duo T7200を採用し、HDD容量も160Gバイトと余裕をもたせている。液晶には1920×1200ドット表示パネルも選べるが、1つ下の1680×1050ドット表示でも十分に広いデスクトップ領域を利用できる。
なお、この高解像度液晶を選んだ場合、グラフィックスチップはMOBILITY RADEON X1600(256Mバイト)が自動的に選択される。無線LAN機能を追加したので、スマートにネットワークを利用できるのがポイントだ。さらに、ソフトウェアにOffice Personal Edition 2003を追加し、予算内で満足度の高い1台に仕上げることができた。
製品名: | Endeavor NA101 |
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OS: | Windows XP Home Edition SP2 |
CPU: | 超低電圧版Core Solo U1400(1.20GHz) |
メモリ: | 1024MB |
HDD: | 80GB |
光学ドライブ: | DVDスーパーマルチドライブ |
無線LAN: | IEEE802.11a/b/g追加 |
キーボード: | 日本語キーボード |
そのほか: | PCカード型ワンセグチューナ |
拡張保証: | Goldワランティ 1年間 |
価格: | 21万3885円 |
約1.2キロと軽量ながら150kgf級の天面荷重にも耐える頑丈なボディを持つ本機は、モバイルシーンにも安心して持ち出すことができる。ここでは外出先でも快適につかえるモバイルノートを目指してパーツを選んでみた。CPUにはバッテリライフを優先して超低電圧版のCore Solo U1400(1.20GHz)をチョイス。IEEE802.11a/b/g無線LAN機能は、家庭やオフィスのネットワークからすばやく切り離し、手軽に本機を持ち出すために必須のパーツだ。
なお、ワンセグチューナはWindows Vista Capable PC専用メニューからは選択できない点に注意してほしい。オフィススイートは省略したが、落下や水こぼしといった事故、地震などの天災による故障も無償修理の対象となる拡張保証「Goldワランティ」を追加したので、安心して屋外に持ち出すことが可能だ。なお、本体カラーにはグレーを選んだが、好みでホワイトを選ぶのもいいだろう。
目的別に5つのパーツ構成を紹介してきたが、言うまでもなくこれらの構成は一例に過ぎない。PCの使い道や必要とする機能、性能はユーザー一人ひとりで異なるものだ。実際に購入するに当たっては、ここに挙げた構成を参考に、自分にとって使いやすい構成を試行錯誤しつつ選んでほしい。また、BTOに敷居の高さを感じている初級者でも、ここに挙げた構成例や、同社が目的別に用意するおススメ構成を参考に搭載パーツを選べば、満足度の高い構成を選べるだろう。
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