複合機は部屋に置くには大きすぎるので、A4ダイレクト/単機能プリンタに注目しているという人もいるだろう。最後に、各モデルの本体サイズを比較してみた。複合機と異なり、フラットベッドスキャナ部の面積が不要なため、どれも大きすぎずにまとまっている。
収納時の底面積が小さいのはキヤノンの2モデル。最も小さいiP6700は、本体サイズ(幅×奥行き×高さ)が429×304×183ミリとコンパクトだ。iP4300は横幅が445ミリあるが、天板も含めてボディ全体がフラットなデザインなので、設置性は高い。ただし、どちらも使用時は排紙トレイがかなり飛び出すので、本体の前方にはスペースが必要だ。エプソンのPM-D870とPM-G850はやや大ぶりだが、給紙トレイと排紙トレイがあまり飛び出さず、収納時と使用時の占有面積がさほど変わらない点がよい。日本HPのD7360とD7160は、横幅がさらに長く、給排紙のトレイが手前に迫り出していることから奥行きも長めだ。ただし、高さがないため、設置時の圧迫感はない。
本体サイズ/重量 | |||
---|---|---|---|
モデル名 | PM-D870 | iP6700D | D7360 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 453×343×194ミリ | 429×304×183ミリ | 463×387×173ミリ |
重量 | 約6.6キロ | 約7.5キロ | 約8キロ |
モデル名 | PM-G850 | iP4300 | D7160 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 453×337×194ミリ | 445×303×160ミリ | 463×387×173ミリ |
重量 | 約6.2キロ | 約6.5キロ | 約7.7キロ |
以上のように、各モデルとも搭載する機能や使い勝手、本体サイズなどが異なるため、これから購入する予定の人は、用途や設置場所を考慮して製品を選んでほしい。次回は、これら6モデルの印刷速度を検証する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.