第3回 プリンタ6モデルの各種機能を徹底的に見比べるダイレクト/単機能プリンタ06年モデル徹底攻略ガイド(3/3 ページ)

» 2006年12月13日 16時00分 公開
[榊信康,ITmedia]
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本体サイズ/重量

 複合機は部屋に置くには大きすぎるので、A4ダイレクト/単機能プリンタに注目しているという人もいるだろう。最後に、各モデルの本体サイズを比較してみた。複合機と異なり、フラットベッドスキャナ部の面積が不要なため、どれも大きすぎずにまとまっている。

 収納時の底面積が小さいのはキヤノンの2モデル。最も小さいiP6700は、本体サイズ(幅×奥行き×高さ)が429×304×183ミリとコンパクトだ。iP4300は横幅が445ミリあるが、天板も含めてボディ全体がフラットなデザインなので、設置性は高い。ただし、どちらも使用時は排紙トレイがかなり飛び出すので、本体の前方にはスペースが必要だ。エプソンのPM-D870とPM-G850はやや大ぶりだが、給紙トレイと排紙トレイがあまり飛び出さず、収納時と使用時の占有面積がさほど変わらない点がよい。日本HPのD7360とD7160は、横幅がさらに長く、給排紙のトレイが手前に迫り出していることから奥行きも長めだ。ただし、高さがないため、設置時の圧迫感はない。

PM-D870:本体サイズ(幅×奥行き×高さ)は453×337×194ミリ。給紙トレイ、排紙トレイとも張り出しが少ないので、収納時と使用時の占有スペースがあまり変わらない
iP6700D:本体サイズ(幅×奥行き×高さ)は429×304×183ミリと小さい。ただし、排紙トレイは最大23センチ程度伸びる。背面の端子は一段下がった位置にあるので、壁面に近づけて設置可能だ
D7360:本体サイズ(幅×奥行き×高さ)は463×387×173ミリ。トレイが手前に迫り出しているので、奥行きがやや長い。別売の自動両面印刷ユニットを付けると、さらに奥行きが長くなる

PM-G850:本体サイズ(幅×奥行き×高さ)は453×337×194ミリ。専有面積はPM-D870とほとんど変わらない。背面の電源ケーブルを一段くぼんだ場所に横挿しにするなどの工夫が見られる
iP4300:本体サイズ(幅×奥行き×高さ)は445×303×160ミリ。6色インク搭載のiP6700Dよりも横幅が広い。前面にA4の用紙を給紙すると、カセットが手前に約8センチほど飛び出す
D7160:本体サイズ(幅×奥行き×高さ)は463×387×173ミリで、D7360と変わらない。使用時は給紙トレイを引き出すため、前方に12〜3センチほどのスペースが必要になる

本体サイズ/重量
モデル名 PM-D870 iP6700D D7360
サイズ(幅×奥行き×高さ) 453×343×194ミリ 429×304×183ミリ 463×387×173ミリ
重量 約6.6キロ 約7.5キロ 約8キロ
モデル名 PM-G850 iP4300 D7160
サイズ(幅×奥行き×高さ) 453×337×194ミリ 445×303×160ミリ 463×387×173ミリ
重量 約6.2キロ 約6.5キロ 約7.7キロ


 以上のように、各モデルとも搭載する機能や使い勝手、本体サイズなどが異なるため、これから購入する予定の人は、用途や設置場所を考慮して製品を選んでほしい。次回は、これら6モデルの印刷速度を検証する。

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