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» 2007年01月08日 08時00分 公開

5分で分かった気になる、最新アキバ事情週末アキバPick UP! まとめ(2/2 ページ)

[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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たたみかけるNVIDIAに、苦戦のATI―—最新GPU勢力図

1月に登場したRADEON X1900 XTX搭載カード。初登場時は8万円前後で出回った

 グラフィックスカードは、2005年下半期に引き続き、NVIDIA陣営がシェアを順調に伸ばす一方的な構図だった。

 ATI(現AMD)は1月後半に、ハイエンドGPU「RADEON X1900」シリーズを投入し、同CrossFire Editionも2月中に店頭に並べた。NVIDIAのGeForce 7800シリーズと、そのSLI環境に対抗する環境が整い、しばらくはアキバ全体で順調に売れるようになる。しかし、直後の3月にNVIDIAからGeForce 7900/7600搭載カードが登場し、再び防戦を強いられる格好となった。

 以降、ATIがRADEON X1950シリーズ、NVIDIAがGeForce 7950シリーズを投入したが、店頭レベルではともに勢力図を変えるほど大きな影響は見受けられなかった。その後、11月にアーキテクチャを一新したNVIDIAの最新GPU「GeForce 8800」シリーズが登場し、NVIDIA陣営がハイエンド向けのグラフィックスカード市場で圧倒的に優位な状況に立ったところで2007年を迎えている。

3月9日に登場したGeForece 7900GTX搭載のGALAXY「GF7900 GTX/512MB」。初登場時の価格は8万円前後(写真=左)。グラフィックスカードで実クロック1.0GHzを初めて実現したRADEON X1950XTX搭載カード、ATI「RADEON X1950XTX PCIE 512MB DDVI/VIVO」。9月第三週に登場した際は6万3000円前後だった(写真=中央)。GeForce 8800シリーズは11月9日に登場。上位のGeForce 8800GTXを搭載したカードは入荷数が少なかったため、年末まで品薄な状況が続いた。写真はXFX「GF 8800GTX 575M(PV-T80F-SHF9)」で、価格は8万円台前半(写真=右)

じわじわとVistaの影響が出始める

 12月22日から24日まで、秋葉原電気街振興会主催のイベント「AKIBAX」が5年振りに開かれた。主役に据えられたのは、Windows Vistaの最上位版「Ultimate」で、会場には次世代OSが快適に動作するハイスペックなPCパーツが並んだ。

 Windows Vistaの登場時期は2006年初頭にほぼ確定していたが、アキバに訪れるユーザーの関心は薄く、秋口まで、いわゆる乗り換え需要は見受けられなかった。しかし、10月後半になると、パッケージに「Windows Vista Ready」のロゴを貼ったグラフィックスカードが目立ちはじめ、ビギナーを中心にVistaに関する問い合わせがショップに多数届くようになってきた。

 Window Vistaへアップグレードするために、もっとも需要があるのはメモリだ。多くのショップで「Vista Home Premium以上のバージョンに乗り換えるなら、メモリは2Gバイト欲しい」と言われており、相談を受けた店員さんもメモリの増設を勧めている。例年の年末年始は、メモリの需要が増えて、在庫が少なくなるためにやや価格が高騰するが、今回は「メモリメーカーもVista需要に備えて大量に在庫を確保しているため、大きな価格変動はありません」(T-ZONE.PC DIY SHOP)という。

 また、Vistaが登場する前に安価にアップグレードできるWindows XPの人気も高まると予想される。

Windows Vistaのパッケージ(写真=左)。Vistaへの優待アップグレード権が付いたWindows XPが10月から各ショップで販売されている(写真=中央)。秋葉原電気街振興会のバックアップもあって、アキバの街はVista色に染まっている(写真=右)
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