マイクロソフトは1月15日、次世代OS「Windows Vista」および次期Microsoft Office製品群「2007 Office system」の記者発表会を開催した。
この発表会には主要PCメーカー各社の担当役員が同席し、2007年春モデルのWindows Vista搭載PCが紹介されたほか、ハードウェア、ソフトウェアのパートナー各社によるVista対応製品群の展示も行われている。なお、1月30日以降、主要メーカー18社より発売が予定されているVista搭載PCは現時点で247機種。
発表会の冒頭で、マイクロソフト代表執行役社長兼マイクロソフト コーポレーション コーポレートバイスプレジデント ダレン ヒューストン氏は、WindowsとOfficeスイートが同時発売された1995年のWindows 95からこれまでを振り返り、「Windows 95のGUIによってPCのコンシューマ化が本格化し、Windows XPによって無線やブロードバンドといったインターネット時代が幕を開け、2004のSP2の導入によってOSはよりセキュアになった」とコメント。「そして1月30日以降、Windows VistaによってPCはさらにシンプルに、より強力なデバイスになる」と述べ、6年振りのメジャーバージョンアップとなる次世代Windowsによって“新しいコンピューティング時代”に突入すると宣言した。
1月30日の発売に向けて、Windows Vistaはいよいよ離陸体制に入った。
<主要メーカー2007年春モデル総評>
ソニー:円いリビングPCに色鮮やかなノートPC、Vistaになっても個性は健在――ソニーVAIO
東芝:HD DVD-Rドライブを初搭載、初心者向けの解説ソフトが充実――東芝Qosmio/dynabook
富士通:安価なHome Basicモデルと新型PC「FMV-TEO」で攻める――富士通FMVシリーズ
日立製作所:徹底的なコストダウンを図ってVistaモデルの普及を図る――日立製作所
NEC:Vista Home Premiumの全面的採用で勝負を賭ける――NEC VALUESTAR/LaVie
シャープ:Vista Home Basic搭載ノートPCを5モデル投入──シャープ
日本HP:HDMI端子付き17インチワイドノートPCから低価格タブレットPCまで全4モデル――日本HP
同発表会の詳報は追って掲載する。
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