円いリビングPCに色鮮やかなノートPC、Vistaになっても個性は健在――ソニーVAIO:2007年春 Vista搭載PC特集(1/3 ページ)

» 2007年01月16日 13時00分 公開
[前橋豪,ITmedia]

Extension Line by VAIOの特徴

ラインアップ

  • PC内のAVコンテンツを外部へ開放する新カテゴリー
  • Visual Lineは、テレビサイドPC「TP1」とデジタルチューナー「DT1」を用意
  • Audio Lineは、Wi-Fiオーディオ「WA1」を用意

ハードウェア

  • TP1はHDMIでTVと接続して利用
  • DT1はLAN接続でデジタル放送を配信
  • WA1はワイヤレスでPC内の音声を再生
  • Media Center対応の新型リモコンを採用

ソフトウェア

  • TP1のOSはWindows Vista Premiumを採用
  • Media Centerと独自ソフトを組み合わせたTV機能

VAIOデスクトップPCの特徴

ラインアップ

  • 新タイプの投入は見送り
  • type Lにオールホワイトモデルをラインアップ
  • type X Livingに店頭販売モデルを用意
  • セパレート型のtype Hと液晶一体型のtype Vが姿を消す

ハードウェア

  • type Lとtype X LivingにBlu-ray Discドライブを採用
  • type R masterは直販モデルでクアッドコアCPUが選択可能
  • Media Center対応の新型リモコンを採用

ソフトウェア

  • OSはWindows Vista Home Premiumがメイン
  • type Lは一部にWindows Vista Home Basicを採用
  • type R masterは直販モデルでWindows XP Professional(SP2)を選択可能
  • Media Centerと独自ソフトを組み合わせたTV機能

VAIOノートPCの特徴

ラインアップ

  • 新タイプのtype Cとtype Nが登場
  • type Tの直販モデルに3色のプレミアムカラーを追加
  • type Uの直販モデルに新色のブルーを追加
  • type Gの直販モデルに1200台限定でプレミアムブラウンを用意
  • type F TVの全モデルが地上デジタル放送に対応
  • type F Lightが姿を消す

ハードウェア

  • type F TVの全モデルがCore 2 Duoを搭載
  • Media Center対応の新型リモコンを採用

ソフトウェア

  • OSはWindows Vista Home Premiumがメイン
  • type C/Fの下位モデル、type NはWindows Vista Home Basicを採用
  • type GはWindows Vista Businessを採用
  • type C/F/S/T/Uの直販モデルはWindows Vista Businessを選択可能
  • type Aは直販モデルでWindows Vista Ultimateを選択可能
  • type FにPowerPoint 2007搭載モデルを追加


2タイプのノートPCと新カテゴリーの製品が加わり、ラインアップは充実

新たに追加された13.3インチ液晶ディスプレイ搭載ノートPCのtype C

 VAIOの2007年春モデルは、4タイプのデスクトップPCと、9タイプのノートPC、そして新カテゴリーのExtension Line by VAIOで構成される。いずれも店頭販売モデルと同社直販のVAIO・OWNER・MADEモデルが用意されており、後者は仕様をカスタマイズして購入することが可能だ。

 デスクトップPCのラインアップは、映像編集に特化したセパレート型のtype R master、スリムな液晶一体型のtype L、HDMIでTVに接続できるセパレート型のtype X Livingを用意。ノートPCは、フラッグシップのAVノートtype A、スタンダードな構成のtype F、TV機能付きのスタンダードノートtype F TV、高性能なモバイルノートのtype S、ワンセグ搭載の小型モバイルノートの・type T、ビジネス向けモバイルノートのtype G、小型軽量モバイルPCのtype Uに加えて、今春からエントリーモデルのtype Nと豊富なカラーバリエーションを揃えたtype Cが新たに投入された。

 一方、デスクトップPCではセパレート型のtype Hと液晶一体型のtype V、ノートPCでは小型エントリーモデルのtype F Lightが、ラインアップから姿を消している。

 プリインストールOSについては、店頭販売モデルではVista Home Premiumを中心に展開し、プライスパフォーマンスを重視する売れ筋モデルにVista Home Basicを採用している。同じタイプでも上位モデルはVista Home Premium、下位モデルはVista Home Basicを採用しているケースもあるので注意したい。

 一方、ビジネス向けモバイルノートPCのtype Gは店頭販売モデルでもVista Businessを搭載している。そのほか、VAIO・OWNER・MADEモデルのCTOメニューとして、Vista Businessを用意している製品も多い。さらに、フラッグシップノートPCのtype Aでは、最上位エディションのVista Ultimateも選択できる。購入時に、さまざまなVistaのエディションを選択できるのは、直販モデルに注力するVAIOの強みだ。なお、type R masterではプロの動画編集環境に配慮して、Windows XP Professional(SP2)モデルを直販で用意している。

“円いVAIO”を含む新カテゴリーのExtension Line by VAIO

背の低い円筒形のボディがユニークなテレビサイドPC「TP1」

 新たに追加されたExtension Line by VAIOは、既存のデスクトップPCおよびノートPCのラインアップに属さない新カテゴリーの製品だ。そのコンセプトは「コンテンツのPCからの開放」であり、PCの中の映像や音楽を誰でも手軽にAV機器へ出力して楽しむための製品を提供することが目的としている。

 Extension Line by VAIOのラインアップは、映像系製品のVisual Lineと、音楽系製品のAudio Lineに分かれており、第1段製品としてVisual LineにテレビサイドPC「TP1」とデジタルチューナー「DT1」、Audio LineにWi-Fiオーディオ「WA1」を投入する。

 TP1は、リビングなどに置かれたTVとHDMIケーブル1本で接続し、リモコン操作でWebサイトを閲覧したり、PC内の写真や動画をTVに表示して楽しめる小型のデスクトップPCだ。同様の機能はtype X Livingでも実現しているが、TP1はモバイル向けCore 2 Duoの採用によって、直径27センチという小型の円筒形ボディを実現したうえ、不要な機能を省いて低価格化を図っており、AVマニアではない一般的なユーザーが購入しやすい製品にまとめている点が大きく異なる。プリインストールOSはVista Home Premiumだ。

 TP1はアナログTVチューナーのみを内蔵しているが、別途デジタルチューナーのDT1と組み合わせて使えば、3波デジタル放送の視聴と録画も可能だ(DT1とのセットモデルも用意)。TP1とDT1はネットワークで接続して利用する。DT1内蔵のTVチューナーで受信したデジタル放送のHD映像をDTCP-IPでネットワーク配信してPC上で再生するという仕組みだ。配信された映像はPCのHDDに録画できるほか、SD映像にダウンコンバートしてDVDメディアにムーブすることもできる。

LAN接続でHD映像を配信するデジタルチューナーの「DT1」(写真=左)。TP1と同じ直径の円筒形ボディを採用しており、2台重ねて設置できる(写真=右)

 DT1はTP1と共通のボディデザインを採用しているが、TP1専用のオプションというわけではない。VAIOに限らず、ほかのPCと組み合わせて使うことも可能だ。ただし、デジタル放送視聴時のデコード処理はPC側のCPUで行うため、PCのスペックによっては満足できる品質が得られないこともある。

 一方のWA1は、TP1やDT1と組み合わせて利用する機器ではなく、PC内の音楽データやネットラジオを無線LAN機能で受信し、内蔵スピーカーで鳴らして楽しめるという製品だ。無線LAN機能がないPCでも手軽に利用できるように、USB接続の小型ワイヤレスアダプタが付属する。本体にバッテリを内蔵しているため、家庭内で手軽に持ち運んで利用できるのがポイントだ。

WA1はブラックとホワイトの2色を用意。本体に液晶モニタとタッチセンサーによる操作パネルを備えるほか、付属のリモコンでも操作できる
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