シンプルデザインを売りにしたプライベートノートPCの新顔――VAIO type N2007年春 Vista搭載PC特集

» 2007年01月16日 12時00分 公開
[田中宏昌,ITmedia]
VAIO type N VGN-N50HB

 この春モデルで初登場のVAIO type N VGN-N50HBは、15.4インチワイド液晶ディスプレイを備えたノートPCだ。type Fとtype F lightの中間に位置付けられる製品で、プライベート空間での利用を想定したシンプルなデザインが特徴となっている。

 白を基調としたボディは不必要な装飾を省いたシンプルなもので、幅広のパームレストやキーボード周りが印象的だ。PCの基本スペックもデザインと同様にシンプルだが、1280×800ドット表示対応の15.4インチワイドクリアブラックLE液晶や容量80GバイトのHDD、DVD±R DLメディアへの書き込みに対応したDVDスーパーマルチドライブと不満のない構成だ。また、ラッチレスで液晶ディスプレイを開閉できるほか、メモリースティック/メモリースティックDuoとSDメモリーカードスロットを扱いやすい前面に備えるなど、使い勝手の面でも配慮が施されている。

 本機はパーツをカスタマイズできるVAIO・OWNER・MADEモデルが用意されず、店頭でも1モデルのみの展開だが、FeliCaポートを標準で内蔵し、Office Personal 2007を付属しながら実売13万5000円前後とプライスパフォーマンスは優秀だ。インテリアに無理なくとけ込むデザインを採用したニューフェイスとして、気になる存在と言えそうだ。

15.4インチワイドの1灯式液晶ディスプレイで、キーボードはキーピッチが約19ミリ、キーストロークは2.5ミリだ(写真=左と左から2番目)。装飾を省いたシンプルなデザインが目を引く。2基あるメモリスロットには底面から簡単にアクセス可能だ(写真=右から2番目)。標準のバッテリーパックSに加えオプションでバッテリーパックLが用意されている。なお、VAIO type Nの天面にあるVAIOのマークはルミナスロゴではない(写真=右)

デザインと同様にコネクタの構成もシンプルで、大柄なボディサイズのわりにUSB 2.0の端子を2つしか持たない。もっとも、IEEE1394やExpressカード34、SDメモリーカードスロット、メモリースティックスロット、アナログRGB出力と一通りの端子を備えている。右側面手前には無線LANのオン/オフスイッチがある。

VAIO type N VGN-N50HBの主なスペック
CPU Celeron M 430(1.73GHz)
メモリ 512MB(512MB×1/DDR2-533)
チップセット Intel 943GML Express
HDD 80GB(Serial ATA/5400rpm)
GPU チップセット内蔵
光学ドライブ 2層書き込み対応DVDスーパーマルチ
液晶 15.4インチワイドクリアブラックLE液晶
解像度 1280×800ドット
有線LAN 100BASE-T/10BASE-T
無線LAN IEEE802.11g/b
バッテリー駆動時間 約2時間
OS Windows Vista Home Basic
本体サイズ 364(幅)×264.5(奥行き)×29〜38.9(高さ)ミリ
重量 約2.95キロ

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