Windows Vista解禁後は、それまでの買い控え傾向の反動もあり、アキバ全体で売り上げが増えていた。しかし、先週になって「どうもVista特需は終わったっぽい」(高速電脳)という声が囁かれている。その原因にはさまざまな憶測が飛んでいるが、中でも興味深いのは“Intel製CPUの価格改定”説だ。
某ショップは「Core 2 Duoが近いうちに値下げされるという噂が広がっているからかもね。PCをすべて買い替えるなら中心にくるパーツはCPU。そのCPUが安くなるなら買うのを少し待っていよう、というわけ。せっかくVista解禁でできた流れが、再び買い控えムードに戻っている感じです」と語る。
従来のCPU価格改定は、新モデルが登場する前に、従来のラインアップの価格を一段ずつ下げるのが普通で、下げ幅が大きいCPUでも20%ダウン程度だった。ところが、昨年夏のAthlon 64 X2を対象に行われた改定では、5000+が50%もダウンするなど、大幅な値下げが行われ、IntelとAMDの価格競争は激化している。
「それ以来、価格改定を気にするユーザーが増えました。気持ちは分かるけど声を大にして言いたい。PCパーツは、欲しい時に買え!」(某ショップ)と続けた。
なお、複数の噂を総合すると、Core 2 Duoの価格改定は4月初旬から中旬にかけて行われるのではないかと予想されているようだ。「2月にAMDがCore 2 Duoに対抗して価格を下げてきたのでIntelも手を打つみたい。今のところ新モデルを投入するという情報は入ってないね」(某ショップ)とのこと。
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