Core 2 Duoの搭載でワンランク上の性能を獲得したモバイルPC――LaVie J:2007年夏 Vista搭載PC特集

» 2007年04月16日 11時00分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

超低電圧版Core 2 Duoの採用でパフォーマンスをアップ

上位モデルの2スピンドルPC「LJ750/JH」

 NECのノートPCで、リアルモバイルに位置付けられるのがモバイル機「LaVie J」シリーズだ。春モデルの2スピンドルと1スピンドルという全2モデルのラインアップを維持しつつ、夏モデルではCPUの強化と指紋認証ユニットの搭載によるセキュリティ向上が行われた。

 春モデルでは両モデルとも超低電圧版Core Duo U2400(1.06GHz)を採用していたが、今回のモデルチェンジでついに超低電圧版Core 2 Duo U7500を搭載した。動作クロックは1.06GHzのままだが、Core 2 Duoに世代交代したことによってパフォーマンスの底上げがなされた格好だ。バッテリー駆動時間は、標準の「バッテリパックM」で約6.3時間、オプションの「バッテリパックL」で約12.6時間となっている。

※記事初出時、超低電圧版Core Duoをシングルコアと記載しましたが、デュアルコアの誤りです。お詫びして訂正させていただきます。

 もう1つの強化ポイントである指紋認証ユニットだが、こちらはビジネス用PCの「VersaPro UltraLite タイプVC」で採用されていたものと共通だ。事前に指紋を登録しておけば、指1本でVistaのログオンやアプリケーションの起動などが気軽に行えるようになる。また、従来から内蔵していたTPM 1.2準拠のセキュリティチップを併用すれば、より強固なセキュリティ環境を構築可能だ。細かいところでは、ACアダプタがスリムかつ軽量になったのも見逃せない。

 上位モデルの「LJ750/JH」はDVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブを内蔵した2スピンドル機で、容量120GバイトのHDDを搭載する。重量は約1210グラムと、指紋認証ユニットを追加しながら春モデルから17グラムの軽量化を達成している。ボディサイズは268(幅)×229(奥行き)×34〜38.6(高さ)ミリだ。一方の下位モデル「LJ700/JH」は、PCカード型ワンセグチューナーカードが付属した1スピンドル機だ。HDD容量は80Gバイトで、重量は約1059グラムと春モデルから9グラムほど増加した。ボディサイズは268(幅)×217(奥行き)×27〜38.6(高さ)ミリだ

 そのほかのスペックは春モデルと変わりなく、Intel 945GMS Expressチップセット、1Gバイトのメインメモリ、1024×768ドット表示対応の12.インチ液晶ディスプレイ、Bluetooth 2.0+EDRとIEEE802.11a/g/bの無線LANを備えている。OSはWindows Vista Home Premiumで、オフィススイートが付属しないのも従来機と同じだ。

 出荷は5月下旬からの予定で、実売価格はLJ750/JHが26万円前後、LJ700/JHが24万5000円前後と春モデル発売時に比べて上昇しているのが気になるが、性能とセキュリティの両面でパワーアップした夏モデルの魅力が増えたのは間違いない。

左から2スピンドル機の「LJ750/JH」と1スピンドル機の「LJ700/JH」。マグネシウム合金を採用したボンネット構造のボディは健在で、天面全体で150キロ耐圧、ボディ/キーボード/パームレスト部への直径3センチの点加圧で25キロ耐圧を達成しているのも春モデルと同様だ

LJ750/JH(上)とLJ700/JH(下)の比較(写真=左)。右の写真はLJ700/JHに付属するワンセグチューナーカードだ

 なお、同社の直販チャンネル「NEC Direct」では、液晶天面部分の塗装にキズの回復機能を備えたスクラッチリペアを施したアーバンブラウンが用意されているほか、OSもVista BusinessやUltimateを選択できる。真ちゅうブラシでガリガリしても数分で元に戻るスクラッチリペアは、持ち運びでキズがつきやすいモバイルPCに適したもので、ファイルの暗号化などはVista BusinessやUltimateが必要なことを考えると、NEC Direct専用モデルの存在価値は非常に大きいと言えるだろう。

NEC Direct専用モデルのアーバンブラウン(写真=左と中央)。天面部分にスクラッチリペア処理を施してキズをつきにくくしているのがポイントだ。右の写真は店頭モデルのシルバーカラー採用機だ

LaVie G タイプJ アーバンブラウンモデル。中央の写真は天板部分にキズをつけたところで、右の写真はその5分後を撮影したもの。キズが回復しているのが分かるだろう

LaVie Jの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
LaVie J LJ750/JH 2スピンドル マイナーチェンジ ULV Core 2 Duo U7500(1.06GHz) 1024MB 120GB Home Premium 26万円前後
LJ700/JH 1スピンドル マイナーチェンジ ULV Core 2 Duo U7500(1.06GHz) 1024MB 80GB Home Premium 24.5万円前後
LaVie Jの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
LaVie J LJ750/JH 12.1インチ 1024×768 Intel 945GMS 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 − 約1.21キロ
LJ700/JH 12.1インチ 1024×768 Intel 945GMS − チップセット内蔵 ワンセグ 約1.06キロ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー