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<お詫びと訂正>
記事初出時、夏モデルの強化ポイントに関して「HDD回転数が向上した」という記述がありましたが、これは誤りです。読者のみなさまにお詫びするともに、訂正いたします。
4月12日に東芝が発表した2007年夏モデルは、dynabook AX/TXシリーズ各3モデルと、Qosmio F30シリーズ1モデルの計7機種。Windows Vista Home Premiumエディションを全面採用し、これにともないハードウェアスペックの底上げを図っている。また、dynabookシリーズは「美しいVistaのUIにふさわしい新デザイン」(同社)のボディに生まれ変わった。一方、従来のフラッグシップに位置するQosmio G30シリーズは、今回アナウンスされていない。ちなみに店頭モデル以外では、Web専売の「dynabook Satellite TXW」がすでに発表されているが、こちらは従来機の基本スペックを強化したマイナーチェンジにとどまる。
夏モデルで目を引くのは、15.4インチ液晶搭載のスタンダードノートPC「dynabook AX」シリーズのスペックが大幅に強化された点だ。基本アーキテクチャは従来と同じIntel 943GML Expressベースだが、CPUが1.86GHz駆動のCeleron M 441になり、メモリ容量も1024Mバイトで統一されている。春モデルで展開したHome Basicモデルを廃し、Home Premiumに変更したことを受けてスペックを底上げした格好だ。ただし、コストパフォーマンスの高さは従来通りで、逆に最下位モデルは15万円台半ばまで引き下げられている。
高い基本性能でワンランク上のスタンダードに位置付けられる「dynabook TX」もメモリが強化された。容量はもちろん、メモリクロックも向上しているのがトピックだ。なお、CPUはCore 2 Duo T5500(1.66GHz)に統一され、Celeron Mを採用したモデルは姿を消している。
地デジチューナーを搭載するQosmio F30シリーズは、従来のボディを踏襲した1モデルのみが発表された。メモリを強化したマイナーチェンジで、上位機種のQosmio G30シリーズ後継モデルが今回披露されなかったこともあり、次期モデルまでの“つなぎ”の印象が強い。
ソフトウェア面では、初心者向け解説ソフトのバージョンアップに加えて、Napsterのお試し版や懐かしのゲームパックが付属した。特に、スペースインベーダーやレインボーアイランド・エクストラなど、1978年から1997年までに発売された懐かしのゲーム6タイトル収録した「TAITO MEMORIES」がユニークだ。一方、ガイドソフトは「dynabookランチャー」がガジェットになったほか、「動画で学ぶOffice 2007 Personal」にOutlookの項目が追加され、ソフトウェアランチャーの「おたすけナビ」もバージョン4.0になっている。


新たに追加された「TAITO MEMORIES」では懐かしい6タイトルのゲームを楽しめる(画面=左)。「おたすけナビ4.0」が“やりたいこと”からソフトを探せるようになったほか、「dynabookランチャー」がガジェット化した(画面=中央)。「動画で学ぶOffice 2007 Personal」にOutlookの解説が追加された(画面=右)| dynabookの概要(その1) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
| dynabook TX | TX/67C(黒) | 2スピンドル | 新ボディ | Core 2 Duo T5500(1.66GHz) | 1024MB | 120GB | Home Premium | 20万円台半ば |
| TX/66C(黒) | 2スピンドル | 新ボディ | Core 2 Duo T5500(1.66GHz) | 1024MB | 120GB | Home Premium | 19万円前後 | |
| TX/65C(白) | 2スピンドル | 新ボディ | Core 2 Duo T5500(1.66GHz) | 1024MB | 120GB | Home Premium | 19万円前後 | |
| dynabook AX | AX55/C(白) | 2スピンドル | フルモデルチェンジ | Celeron M 440(1.86GHz) | 1024MB | 120GB | Home Premium | 17万円台半ば |
| AX54/C(白) | 2スピンドル | フルモデルチェンジ | Celeron M 440(1.86GHz) | 1024MB | 80GB | Home Premium | 16万円台半ば | |
| AX53/C(白) | 2スピンドル | フルモデルチェンジ | Celeron M 440(1.86GHz) | 1024MB | 80GB | Home Premium | 15万円台半ば | |
| dynabookの概要(その2) | ||||||||
| シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
| dynabook TX | TX/67C(黒) | 15.4インチワイド | 1280×800 | Intel 945GM | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約3キロ |
| TX/66C(黒) | 15.4インチワイド | 1280×800 | Intel 945GM | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.8キロ | |
| TX/65C(白) | 15.4インチワイド | 1280×800 | Intel 945GM | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.8キロ | |
| dynabook AX | AX55/C(白) | 15.4インチワイド | 1280×800 | Intel 943GML | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約3キロ |
| AX54/C(白) | 15.4インチワイド | 1280×800 | Intel 943GML | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.8キロ | |
| AX53/C(白) | 15.4インチワイド | 1280×800 | Intel 943GML | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.8キロ | |
| Qosmioの概要(その1) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
| Qosmio F30 | F30/83C | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Celeron M 440(1.86GHz) | 1024MB | 120GB | Home Premium | 20万円前後 |
| Qosmioの概要(その2) | ||||||||
| シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
| Qosmio F30 | F30/83C | 15.4インチワイド | 1280×800 | Intel 945PM | 2層対応DVDスーパーマルチ | GeForce Go 7300 | 地デジ | 約4キロ |
そのボディは上質の黒――写真で見る「dynabook TX/67C」
15万円台の“プレミアム”ノートをねっとりと眺める――写真で見る「dynabook AX AX53/C」
20万円で買える地デジノートPC――Qosmio F30/83C
2色で展開する新スタンダードノート――dynabook TX
“プレミアム”なワイドノートがエントリー価格で手に入る――dynabook AX
VAIO type Gゼロスピンドルモデルで“もっさりVista”に喝を入れた
HDDを強化したシンプルノート──VAIO type N
「価格控えめ」「夏の新色」が加わった“ITA”PC──VAIO type L
HDDとCPUを強化した「遊ぶ」ノート──VAIO type C
ワンランク上のスタンダードをHome Premiumで演出――dynabook TX
コストパフォーマンス重視のHome Basic搭載ノート――dynabook AX
HD DVD-Rドライブを初搭載、初心者向けの解説ソフトが充実――東芝Qosmio/dynabook
HD DVD-Rドライブ搭載機を追加した高級志向AVノート――Qosmio G30
全モデル地デジ対応になった主力AVノート――Qosmio F30
Home Basic採用の堅牢2スピンドルモバイル――dynabook SS MX
Businessエディションで提供される軽量モバイル――dynabook SS SXCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.