至高のAVノートPCを味わう――東芝「Qosmio G40/97C」(2/2 ページ)

» 2007年08月16日 18時00分 公開
[兼子忍,ITmedia]
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使い勝手とセキュリティに優れたインタフェース

 キーボードは、17インチワイドノートPCとしては一般的な19ミリピッチを採用するほか、ストロークも2.5ミリと十分に深い。実際に打鍵してみると、少々柔らかいタッチと明確なボトム感が返ってくることから、弱めのキータッチで長文を入力しても疲労感は最小限に抑えられそうだ。

 キーの配列にも不規則な部分は見当たらず、ほかのキーと接していないカーソルキーや大きなEnterキーが使いやすい。キーボードの奥にはタッチセンサー式のワンタッチボタンが搭載されており、TV機能やDVD再生ソフトの起動、再生操作のほか、各種LEDの消灯/点灯、液晶の輝度調整と解像度の切り替えを、ボタンに軽く触れるだけで実行できる。各ボタンには青色LEDが内蔵されるので、ボタンの機能を一目で把握できるのも便利だ。

 タッチパッドは、操作面の右端と下端でスクロール操作を行う、オーソドックスな2ボタンタイプを採用する。左右ボタンの間には指紋認証センサーを搭載し、Windowsへのログオンやスクリーンセーバーからの復帰を安全かつ簡単に行うことが可能だ。ただし、富士通製ノートPCのような、指紋認証センサーを使ったスクロール機能はない。

キーボード奥にはタッチセンサー式のワンタッチボタンが並ぶ(写真=左)。液晶上部には200万画素のWebカメラを内蔵(写真=中央)。同梱品にはマウスやリモコンだけでなく、地上デジタルTV用の室内アンテナもある(写真=右)

 次に端子類のレイアウトをチェックしよう。ExpressカードスロットとPCカードスロット、SDカード/メモリースティック/xDピクチャーカード対応のメモリカードスロットは、すべて本体左側に配置される。構成に不満はないが、右手でメディアを着脱しづらいのは少々残念だ。また上下2段に配置されたExpressカードスロットとPCカードスロットは、未使用時には1枚のダミーカバーでホコリの進入を防いでいるが、カードを1枚装着するとカバーをつけることが出来なくなるため、防塵性能が低下してしまう。PCカードとExpressカードは刺しっ放しにせず、必要に応じてこまめに抜き差しするほうがいいかもしれない。

 右側面にはネットワーク端子とサウンド端子、映像入力端子が並ぶ。USB 2.0は左右に2基ずつ搭載されているので、着脱頻度の高いUSB周辺機器を簡単に利用できる。なお、背面にはデジタルTVとの接続を可能にするHDMI出力端子が搭載されており、HD DVDにハイビジョンサイズで収録された映画をリビングルームの大画面TVに表示するとが可能だ。また、パームレストには、簡単にオンラインショッピングの決済が行えるFeliCaポートが内蔵されている。

写真は左から本体前面/背面/左側面/右側面

ベンチマークテストの結果は3Dグラフィックス機能の優秀さが光る

Windows エクスペリエンス インデックスも4.5〜5.1と優秀な結果だ

 最後はシステム性能を検証する。今回実行したのは、PCMark05、3DMark06、FINAL FANTASY XI オフィシャルベンチマークソフト Ver.3の3つだ。各テストの結果を見ていこう。

 PCMark05は、総合スコアのPCMarksが4915となった。項目別では、CPUスコアが5094、HDDスコアはダブルドライブ構成が奏功し、5107という好成績をマークしている。Graphicsの3593というスコアもメーカー製PCとしては良好な結果で、フラッグシップモデルの名に恥じない高い総合性能を備えているのが分かる。

 3DMark06ではXGAとSXGAの2つの解像度でテストを行った。3DMarksの値はXGAが3430、SXGAが2758と、ノートPCながら高い数値を出している。最新の3Dゲームを高解像度でスムーズにプレイするには少々物足りないが、たまにゲームで遊ぶ程度のライトゲーマーであれば、十分に満足できるレベルだろう。また、FINAL FANTASY XI オフィシャルベンチマークソフトのスコアは低解像度モードが5980、高解像度モードが4081と、高解像度モードでもスムーズなゲームプレイが可能という結果だった。

PCMark05(画面=左)、3DMark06(画面=中央)、FINAL FANTASY XI オフィシャルベンチマーク(画面=右)

地デジの視聴/録画にこだわるなら満足度の高い1台

 フルHD表示の高解像度液晶や、大容量のHDD、ハイビジョン番組の無劣化ムーブが可能なHD DVD-Rドライブを搭載した本機は、デジタルTV放送の視聴/録画機として非常に優れた使い勝手が得られる。もちろん、本機の優秀な基本性能は、家庭、ビジネス、ゲームなどPC本来のあらゆる用途においても死角はない。

 もっとも、フラッグシップモデルだけに値段も相応に高い。地上デジタル放送の視聴用途で価格も重視するなら、アナログTVチューナーを省略し、光学ドライブにDVDスーパーマルチドライブを搭載した下位モデル「G40/95C」をあわせて検討するといいだろう。

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