先ほどインストール編として「Macに宇宙が広がった日――写真で見るLeopardインストール」を掲載したが、ここからは実際の機能や操作性などをスクリーンショットと動画を交えながらお届けしよう。解像度やフレームレートが低いため、“本物”の美しいアニメーションには遠く及ばないが、雰囲気だけでも楽しんでほしい。
Leopardに搭載される新機能は300を超える。ここでは基本的な4つの新機能を紹介していく。まず最初は、デザインを一新したFinderだ。


新たに加わったサイドバー。LAN内のほかのPCの内容も簡単にブラウズできる(画面=左)。ファイルフォーマットに関わらず、ファイルの1枚めもしくは先頭のイメージがサムネイルで表示される。複数のページを持つファイルなどはアイコンの形がバインダーになったり、右上が折り曲がったりするので、どの程度の長さのファイルなのかが直感的に分かる(画面=中央)。iTunesでおなじみのCover Flow表示が可能になった(画面=右)
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Cover Flowのデモ。マウスオーバーで表示される矢印を押せば、Finderの中でそのままファイルの中身を確認(再生)できる。
次はアプリケーションを立ち上げずにファイルの中身を閲覧する新機能「Quick Look」。Finder上でファイルを指定し、目玉アイコン(もしくはスペースバー)を押すと、そのファイルを作成したアプリケーションがなくても、ほとんどの種類のファイルを全画面で確認できる。


目玉の形をしたアイコンを1クリックすればFinderから即座にファイルの中身を確認できる。ちなみにスペースバーでも代用できるので、ツールバーから選択するより手っ取り早い(画面=左)。一画面に収まらないファイルはスクロールバーが右に表示される(画面=中央)。docファイルやxlsファイルなどは、OfficeがなくてもOS標準で閲覧が可能(画面=右)
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WordやExcelで作成したファイルはOfficeをインストールしていなくても閲覧が可能。そのほかのアプリケーションも各ソフトウェアベンダーが提供するQuick Look Plug-inによって対応可能だ。ちなみにエルゴソフトのEGWORDは、10月26日の発売にあわせてPlug-inを提供する予定だ。
FinderのCover FlowやTime Machineの効果など、目を見張るアニメーションが満載のLeopardだが、デスクトップ下段の3D Dockに実装されたStacksもポイント。Stacksフォルダをクリックすると中のファイルが扇状に広がり、簡単にアクセスできる。UIの見た目が実用を兼ねているのがアップルのデザインだ。


Stacks内のファイルは、扇状にサムネイルが広がり簡単にアクセスできる(画面=左)。ファイルが多い場合は自動的にグリッド表示に切り替わる。もちろん、手動で表示設定を変えることも可能だ(画面=中央)。Webからダウンロードしたファイルはあらかじめ用意されているダウンロードStacksに入れられるので、落としたファイルでデスクトップが乱雑になってしまう人にはうれしい(画面=右)
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Stacks内のファイル数によって、表示が切り替わる。Webからファイルをダウンロードすると、右下のダウンロードStacksがアニメーション(ジャンプ)し、ファイルを縮小表示したアイコンが入る。Stacksを開くと最新のファイルが下に並んでいく。なお、フォルダやアプリケーションにアクセスするためのStacksを作ることもできる。
従来Macでは、デスクトップ上にウィンドウが散乱して、目当ての作業をしづらくなってくると、Exposeでウィンドウを整列させるのが普通だったが、Leopardではさらに作業を効率的にする新機能が加わっている。それが「Spaces」だ。ショートカット操作で即座に切り替えられる複数のデスクトップを用意し、例えばインターネット、文書作成、画像編集といったように作業ごとにデスクトップを使い分けられる。


複数のデスクトップを用意する(画面=左)。切り替えはCtrl+矢印キー、またはCtrlキーと各デスクトップに振り分けられた数字キーだ(画面=中央)。F8キーで呼び出すSpacesとExposeの切り替えは、SpacesとExposeの環境設定で切り替えられる
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ウィンドウを複数のデスクトップに振り分けたい場合は、Spacesを呼び出してウィンドウをそのままドラッグ&ドロップすればいい。
以上、OSの基本的な機能を動画で簡単に紹介してきた。そのほかの特徴的な新機能であるTime MachineやWeb Clip、強化されたMailやiChatなどの詳細は追って掲載していく。
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