倍率変更“OK”のPhenomが早くも登場

» 2007年12月19日 21時17分 公開
[ITmedia]

 「Phenom 9600 Black Edition」は2007年9月25日に出荷された「Athlon 64 X2 5000+ Black Edition」と同じく、クロック倍率を自由に設定できる。

 Phenom 9600 Black Editionの主要スペックは、すでに登場しているPheno 9600と共通する。定格動作クロックは2.3GHzで、4つあるコアそれぞれに専用のL2キャッシュが512Kバイト用意されるほか、すべてのコアで共有できるL3キャッシュを2Mバイト実装する。

 内蔵するメモリコントローラはDDR2-1066に対応。65ナノメートルプロセスルールを採用し、ダイサイズは282平方ミリメートル。Socket AM2対応マザーボードで利用できる(パッケージはAM2+に対応)。TDPは95ワットとされているが、ACPは依然として公開されていない。

 なお、倍率変更を含めてオーバークロックなどのチューニング利用がアピールされているPhenom 9600 Black Editionだが、オーバークロックに起因する損傷は、AMDが提供する公式ユーティリティツール“AMD OverDrive”を使って設定した場合でも、保証の対象外になると、AMDは説明している。

Phenom 9600 Black Editionのパッケージデザイン

関連キーワード

Phenom(Athlon 64) | AMD | CPU | クアッドコア | Opteron | Athlon


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー