そして0時直前、各ショップの店頭でカウントダウンのかけ声が響き、日が変わるのと同時にクラッカーが炸裂する。事前に整理券を受け取っていた各ユーザーは、滞りなく新型Core 2 Duoを受け取っていった。
土曜日深夜ということもあってか、購入後に家路を急がず、そのままオークションに参加したり、他店の様子を見に行くユーザーも多かった。ある男性は、Core 2 Duo E8400を手に「品薄と聞いていたので深夜販売にかけつけました。今日はとりあえず寝て、明日さっそく組み込みます」とうれしそうに語る。


TSUKUMO eX.の引き替えの様子(写真=左)。0時15分ごろでも、PCパーツショップ密集地は人であふれかえっていた(写真=中央)。フェイス カスタム館もオークションを継続しており、数10人の参加者がいた(写真=右)TSUKUMO eX.のイベントに招かれたライターの高橋敏也氏も新型Core 2 Duoを購入するそうで「CPUも魅力だけど、ぼくはCPUクーラーにも注目しています。E8500とE8400のどちらにするかは迷いますね」と話した。
オオカミの着ぐるみを脱いだ天野氏は「たくさんの人に集まってもらってよかったです。本当はCore 2 Quadも一緒に出したかったけど、そちらは2〜3月まで待ってください。いや、とにかく着ぐるみは疲れました」と満足気だ。
ただ、CPUの人気で先行するインテルだが、AMDとの競争を楽観視しているわけではない。「AMDさんも非常にコストパフォーマンスのいいデュアルコアCPUを出していますしね。2008年も互いに刺激しながら、自作PC市場を盛り上げていきたいです」(天野氏)とコメントした。
ツートップ秋葉原本店の店員さんは、人通りが少なくなったころに、今回のイベントを振り返る。「今回はCPUの入荷数が少なめでしたが、それ以上のお客さんに集まってもらえました。予想を超える盛り上がりでしたが、まあ、想定内。イベントの規模もちょうどいいくらいだったと思いますよ」とのことで、Vistaのとき以上の満足感を得たと話す。

今回の深夜販売で“便乗開店”を行ったのは、TSUKUMO eX.の隣にあるじゃんぱら秋葉原本店のみ。「Windows Home Serverの時も便乗開店しました。でも、今回のほうがお客さんが多くてうれしいです」(写真=左)。0時20分ごろのTSUKUMO eX.店頭。合計100個あった新型Core 2 Duoが瞬く間になくなった(写真=右)なお、今回深夜販売に参加していないショップにも新型Core 2 Duoは入荷されており、日曜日以降にアキバを訪れても購入できる可能性は高い。ただし、E8400だけは週の始めに売り切れると予想するショップが多数を占めている。
あと5時間……ひたすら寒さに耐える“E8400狙い”のユーザーたち
45ナノ新型Core 2 Duo解禁直前――深夜販売に並ぶべきいくつかの理由
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