エプソンの“普通紙くっきり”プリンタを検証する:全色顔料インクの効果は?(4/4 ページ)

» 2008年04月10日 18時45分 公開
[林利明(リアクション),ITmedia]
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家庭専用よりも仕事兼用で実力を発揮

 PX-A740とPX-V780の長所と短所を簡単にまとめると、長所は普通紙への印刷品質と比較的低価格なことで、PX-V780は高速なモノクロ印刷と2カートリッジによる大容量Bkインクの標準搭載も魅力となる。短所は、全体的な印刷速度の遅さと写真印刷の画質だ。

 いずれも日ごろから普通紙をメインで使う環境に適しているが、その長所を最大限に発揮できるのは、やはりビジネス用途だろう。設置スペースやコスト面でカラーレーザープリンタを導入できないオフィス、カラーレーザープリンタの補助、個人デスクサイドへの設置といった利用が考えられる。

 印刷速度やプレゼン資料の画質としてはカラーレーザープリンタが有利だが、画質の重要性は業務内容でも異なるだろうし、設置スペースと導入コスト、ランニングコストでは、PX-A740やPX-V780が上回る。

 翻ってホームユースを考えてみると、写真印刷の画質と速度を多少なりとも気にするならば、PX-A740とPX-V780は積極的にはおすすめできない。ただし、PX-A740やPX-V780は普通紙専用プリンタと割り切り、写真印刷用としてコンパクトフォトプリンタ(エプソンの「カラリオミー」シリーズ、キヤノンの「SELPHY」シリーズ/「PIXUS mini」シリーズなど)と併用する手もある。普通紙印刷の頻度が導入の決め手となるが、家庭で使うならば、コピーやスキャナの機能も使える複合機のPX-A740が向いているだろう。

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