7月11日午前11時45分から、iPhone 3Gの販売開始セレモニーがヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの店頭で行われた。イベントにはソフトバンクモバイルの孫正義社長をはじめ、CMでテニス部のコーチ役をしていた谷原章介さんらが出席し、正午の発売に向けてカウントダウンを実施した。
セレモニーで挨拶に立った孫正義氏は「私もiPhoneをさっそく使い始めています」と述べ、「(iPhoneは)6800種類の周辺機器、アクセサリが世界中にあって、楽しみ方がたくさんある。最高の音楽が楽しめる環境が整っているし、モーションセンサーが入っているので、(本体を)右に左に傾けて新しい感覚のゲームを体感できる」などとiPhone 3Gの特徴を紹介。「いろいろな電器製品があるが、これほど人々に感動を与える製品というのは、歴史上何回かしか現れないと思う。まさにiPhoneはその代表的な製品だろう」と語った。
続いて登場した谷原章介さんは、iPhoneの特徴の1つである“クールな外観”を挙げて、ボタンを極力排除したデザインはソフトウェアの洗練化によるもの、と以前からアップル製品のユーザーだったという谷原さんらしいコメント。また、販売に先立って実機を触らせてもらっていたようで、「Safariでのブラウジングはいままでのケータイよりも快適で、3Gなので通信速度も速い。無線のインターネット環境も使える。本当に快適ですね」と気に入った様子だった。
さらに先日オープンしたApp Storeにも言及し、「いままでのケータイなら基本的に新しい機能が出たら買い替えなければならなかったが、iPhoneならアプリをダウンロードすることによって自分でどんどんカスタマイズできるようになる。App StoreがこれからのiPhoneの可能性をどんどん広げていくと思う」と期待を語った。


11日正午に向けて30秒前からカウントダウン(写真=左)。中央がヨドバシAkibaで一番早くiPhone 3Gを手に入れた男性。左にヨドバシカメラ藤沢社長とヨドバシAkibaの松井店長(写真=中央)。電光掲示板には「みんなが待っていたiPhone」(写真=右)既報のとおり、iPhone 3Gの先行販売を行ったソフトバンク表参道では8日から人が並びはじめ、11日の午前3時過ぎに列が1400人を超えたところで、11日販売分の受付は終了したということだが、ヨドバシAkibaは深夜に並ぶことを禁止し、午前8時半から整理券を配布することで対応している。
しかしそれでも店舗周辺には待機する人たちが見られ、整理券の配布開始からまもなく全モデルが完売するという盛況ぶり。ヨドバシAkibaスタッフの話では1000人ほどが集まったようだ。なお、次回以降の入荷日や数量については未定。予約も受け付けていない。
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