そのほか、発表会の展示では、パームレストが熱くならないS101の特徴をアピールするため、S101とHP 2133 Mini-Note PC、Aspire One、VAIO type Tの4台を並べ、それぞれのパームレストに取り付けた温度計で、ベンチマークテストをループで動かしている状態における温度を比べていた。
HP 2133 Mini-Note PCが38.5度と最も温度が高く、ついで、Aspire Oneの33.9度、VAIO type Tの31.3度と、パームレストの表面温度が30度台を超えているが、S101は23.3度とまったく異なるボディ内部の冷却性能を示していた。
なお、S101では動作時の発生音が25デシベル以下という静音性能もアピールされているが、ASUSの開発者は、内部にCPU冷却用のクーラーファンを1基内蔵していることを明らかにしている。
発表会では、ASUSのジェリー・シェン氏が、S101の価格について、Windows XP Home Edition(SP3)を導入した最小構成価格が699ドルであることを明らかにした。また、製品の出荷時期については、台湾、香港で2008年10月8日から、そのほかの国でも10月に順次出荷される見込みとなっていると述べている。なお、ASUSの日本市場担当者によると、11月中に日本向けモデルの発表が予定されているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.