日本ヒューレット・パッカードは4月13日、ビジネス向けとなるA4対応インクジェット複合機/インクジェットプリンタ計4製品を発表、4月24日より販売を開始する。
ラインアップは、上位モデルのA4対応複合機「HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One」、スタンダードモデルのA4複合機「HP Officejet 6500 Wireless All-in-One」「HP Officejet 6500 All-in-One」、およびA4対応のプリンタ単機能モデル「HP Officejet Pro 8000」の4製品。価格はそれぞれ3万9900円/2万1840円/1万6800円/1万9950円だ(いずれも税込み)。なお、HP Officejet 6500 All-in-Oneは同社直販専売モデルとなる。


HP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One(左)、HP Officejet 6500 Wireless All-in-One(中)、同 6500 Wireless All-in-One(右)4製品はいずれも、4色独立インクシステムを採用したインクジェット製品で、“Officejet Pro”シリーズは全色に顔料インクを採用。“Officejet”シリーズは顔料黒インクと染料カラーインクの組み合わせとなっている。A4印刷時のランニングコストはOfficejet Proシリーズが6.6円/枚、Officejetシリーズが7.6円/枚だ。また、黒インクには別途増量タイプのインクを用いることも可能となっている。
ハイエンドモデルとなるHP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-Oneは、最大50枚まで対応可能なADF(自動原稿送り装置)を搭載し、コピー/スキャン/プリント/ファクスに対応。また、スキャンデータやファクス受信データなどをネットワークフォルダやメールアドレスに直接送信できる「デジタルSEND」機能も装備した。有線/無線LAN接続をサポート、液晶パネルは3.4型タッチスクリーンを備えている。印刷速度はモノクロ時で最大35枚/分、カラー時で34枚/分だ。
HP Officejet 6500 Wireless All-in-One/同 6500 All-in-Oneは、ともに35枚対応ADFを備えたスタンダードモデルで、印刷速度はモノクロ時で32枚/分、カラー時で最大31枚/分だ。下位の6500 All-in-Oneは有線LAN接続に対応し、プリント/コピー/スキャン/ファックスの4機能に対応。上位の6500 Wireless All-in-Oneは無線LAN接続もサポートするほか両面自動印刷機能も備えている。
HP Officejet Pro 8000は、有線LAN接続対応のインクジェットプリンタ。印刷機能はHP Officejet Pro 8500 Wireless All-in-Oneに準じ、モノクロ最大35枚/分、カラー最大34枚/分の高速印刷を実現している。
※記事初出時、HP Officejet 6500 All-in-Oneの仕様について、プリント/コピー/スキャンの3機能に対応する、という記述がありましたが、HP Officejet 6500 Wireless All-in-Oneと同様にファックス機能も搭載しております。おわびして訂正いたします。
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