シャープは4月21日、ノートPCブランド「Mebius」シリーズの新モデルとして「PC-NJ70A」を発表した。実売価格は8万円前後で、5月下旬より発売される見込み。
PC-NJ70Aは、10.1型ワイド液晶(1024×600ドット)を搭載するノートPCで、Atom N270(1.6GHz)とIntel 945GSE Expressを組み合わせた基本システムを採用する、いわゆるNetbookカテゴリの製品。1Gバイト(最大2Gバイト)のメモリと160GバイトのHDDを搭載するほか、130万画素の内蔵Webカメラや、Bluetooth 2.1+EDRとIEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能を備える。
最大の特徴はポインティングデバイスを兼ねた4型の「光センサー液晶」で、854×480ドットの各点に対して光センサーを備えることにより、ペン入力とタッチ入力の両方に対応する液晶タブレットのように機能する。なお、このタッチパッド兼サブディスプレイは、Windowsによる2画面表示ではなく、別のマイコンによってコントロールされており、近くSDK(Software Development Kit)も公開される予定という。現時点では、メディアランチャーをはじめ、タッチ/ペン入力で使える手描き文字入力(ほか中国語、韓国語)や手描きイラスト入力、電卓、ゲームなどのアプリケーションが用意されている。
インタフェースは、メモリーカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック/xDピクチャーカード)と、USB 2.0×3、アナログRGB出力、音声入出力、有線LANなど。本体サイズは260(幅)×190(奥行き)×23.3〜39.8(高さ)ミリで、重量は約1.46キロだ。バッテリー駆動時間は約3時間(予定)となっている。OSはWindows Vista Home Basic(SP1)。
同日行われた発表会の詳細記事も掲載しているので参照して欲しい。
※記事初出時、発売時期について5月中旬と記述していましたが、正しくは5月下旬になります。おわびして訂正いたします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.