COMPUTEX TAIPEI 2009を先取り!──ASUS、未発表チップセット搭載マザーを披露(1/2 ページ)

» 2009年05月27日 11時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

AMDの未発表チップセット搭載マザーがいきなり登場

 ASUSがこの説明会で紹介したマザーボードには、「AT3GC-I」「Crosshair III Formula」「M4A785-M EVO」など未発表のモデルが含まれており、そのほかにも、R.O.G.シリーズのマザーボードで利用できる「OC Station」が展示されていた。

 「M4A785-M EVO」は、AMDがまだ発表していない「AMD RS785G」(開発コード名)チップセットとSB710の組み合わせを採用したmicro ATXマザーボードだ。Socket AM2+を搭載し、DDR2対応のメモリスロットを4基用意する。ASUSが明らかにしたスペックによるとDDR2 1200MHzまでサポートすることになっている。拡張スロットはPCI Express x16が1基、PCI Express x1が1基、PCIスロットが2基の構成だ。5ポートのSerial ATA以外にeSATAが1ポート設けられるほか、Ultra ATA/133も1基実装する。

 RS785Gはグラフィックスコアを組み込んだ統合型チップセットで、ASUSが示した資料によると、グラフィクスコアは「Radeon HD 4200」(開発コード名:RV620)とされていた。DirectX 10.1とUVD 2に対応するほか、ATI Hybrid Graphicsもサポートする。プロセスルールはAMD 780Gと同じ55ナノメートル。PCI Express Gen.2スロットと12ポートのUSB 2.0、6ポートのSerial ATAが利用できる。

 また、画像出力インタフェースでは、HDMI、Display Portという最新の規格にも対応するという。ASUSの計画では2009年第3四半期の出荷を予定しており、同時期にはATXフォームファクタのM4A785シリーズを、2009年第4四半期には「AMD 890FX」を搭載した「M4A89FX」シリーズを出荷する予定だ

未発表の「AMD RS780G」チップセットを搭載した「M4A785-M」(写真=左)のバックパネルには、画像出力インタフェースとしてアナログRGB出力、DVI-DのほかにHDMIも用意されている(写真=右)

ASUSもAtom搭載Mini-ITXマザーに参戦か?

 「AT3GC-I」はデュアルコアのAtom 330を搭載したNettop向けのMini-ITXマザーボードだ。チップセットはIntel 945GC ExpressとICH7の組み合わせを採用する。ASUSが示したスペック表ではFSB533MHzに対応する。メモリスロットは1基搭載しており、DDR2 533MHzを最大 2Gバイト実装できる。拡張スロットにはPCIを1基備える。そのほか、2ポートのSerial ATAと8ポートのUSB 2.0が用意される。

Atom 330を搭載した「AT3GC-I」(写真=左)とASUSが示したスペック(写真=右)。なお、ASUSの計画では、2009年の第3四半期にCeleron 220とNVIDIAの「MCP7A-LP」チップセットを組み合わせたMini ITXマザーの出荷を予定している

 「Crosshair III Formula」は、AMD製チップセットを搭載した初めてのR.O.Gシリーズのマザーボードだ。チップセットはAMD 790FXとSB750を組み合わせている。CPUはAM3対応モデルを搭載する。メモリはDDR3-1600/同1333/同1066をサポートし、最大容量は16Gバイト。このうちメモリクロック1600MHzはオーバークロック設定で対応する。拡張スロットはPCI Express x16が2基、PCI Express x1が3基、PCIが1基の構成だ。そのほか、5ポートのSerial ATAと1ポートのeSATA、Ultra ATA/133を1ポート用意する。

 説明会で展示されていたサンプルボードには、従来のR.O.G.シリーズのマザーボードと同様に、目立つデザインの電源ボタンとリセットボタン、そして控えめなCMOSクリアボタンが並び、設定が異なるBIOSを保存して切り替えて起動できる「iROG」などが実装されていた。チップセットの冷却はヒートパイプでAMD 790FXとSB750、電源回路周辺部を連結したヒートシンクのみで、ファンは使われていない。

 なお、展示されていたCrosshair III Formulaには、R.O.G.シリーズに対応したチューニングユニットの「OC Station」が接続されていた。OC Stationは、5インチベイ2段分のスペースに収納されるサイズに3型カラー液晶ディスプレイを搭載したもので、動作クロック、駆動電圧、ファン回転速度をリアルタイムで変更できるほか、システムステータスの表示や画像のスライドショー機能も備えるという。

R.O.G.シリーズで初めてAMD製チップセットを採用した「Crosshair III Formula」(写真=左)とR.O.G.シリーズに対応したチューニングユニットの「OC Station」(写真=右)

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