「深夜販売は気合い入れるよ」――アキバに見るWindows 7の評判は?古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2009年06月29日 11時30分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「今は確かに潤沢。でも7月に入るとどうなるか」――IONマザーが買いやすい状況に

ASUSTeK「ITX-220」

 先週アキバに入荷された新製品で目立っていたのはmini-ITXマザーだ。ASUSTeKからはCeleron 220(1.2GHz)を搭載した「ITX-220」が1万円弱の価格で登場。ツートップ秋葉原本店は「消費電力は倍近くになりますが、Atomの約1.3倍のパフォーマンスが出ます。価格も安いので、Atomマシンでは性能が厳しいと思っている人にオススメですね。面白い製品なのですが……ちょっと時期がもったいなかったかも」と語る。

 というのは、“出せば即売れる”状態のIONマザーが潤沢に出回っているためだ。同店は「従来モデルの再入荷を含めて、現在はどこのショップでもかなり買いやすくなっています。ただし、これまでのIONマザーをみると、入荷時期が遅れたり、予定の数量が入らないということはザラ。現在の人気を考えると、店頭在庫はすぐに品薄状態になると思いますが、次の入荷が順調にいくかは不透明です。まあ、つかの間の潤沢といった印象ですね」と続けた。

 複数のショップを回ったところ、デュアルコアのAtom 330と、GeForce 9400Mチップセットを組み合わせたHDMI出力対応のZOTAC「IONITX-A-U」は、多数のショップで3万円弱の価格が付けられていた。シングルコアのAtom 230を搭載した同社の新製品「IONITX-C-U」とともに、ACアダプタ給電に対応している。なお、IONITX-C-Uの価格は1万8000円から2万3000円前後だった。

 そのほかにも、玄人志向からは「Point of View POV-ION-MB330」が2万円前後で登場している。Atom 330とGeForce 9400Mと組み合わせたモデルで、HDMIとDVI-I、アナログVGA出力に対応する。某ショップは「少し前に登場したION-MB330というmini-ITXマザーと同じ製品ですが、大量入荷できたのか、なぜか1万円近く安くなっています。PCI Express x16スロットを搭載するなど、IONマザーとしては十分な機能を備えているので、これはヒットするでしょうね」と話していた。

再入荷後、一時的に潤沢になっているZOTAC「IONITX-A-U」(写真=左)。玄人志向「Point of View POV-ION-MB330」(写真=右)

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