新型CPU&マザーの深夜販売に約150人、ただし「Windows 7の予行練習? みたいな」古田雄介のアキバPickUp!(1/2 ページ)

» 2009年09月08日 05時21分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「今回は特価キラーが多いね」――150人超が集結するも、23時前後に帰宅する姿も

9月7日22時過ぎのPCパーツショップ密集通り。各ショップの店内からまばゆい照明がもれていた

 9月7日の22時以降、複数のPCパーツショップがシャッターを開き、新世代のCPUとマザーボードの深夜販売イベントを開始した。今回参戦したのは、TSUKUMO eX.とフェイス本店、ツートップ秋葉原本店、ソフマップ リユース総合館、T-ZONE.PC DIY SHOP、クレバリー1号店、ドスパラ秋葉原本店、GENO工房の8点だ。

 主役となったのは、8月からアキバ中でサンプル展示がなされていたIntel P55 Express搭載マザーボードと、そのP55マザーに乗せられるLGA 1156対応の新CPU「Core i7-870」と「Core i7-860」「Core i5-750」だ。9月8日にならないと情報を出せない関係から、これまで詳細が伏せられており、深夜営業が始まった当初も仕様の詳細を大々的に表示するショップはなかった。ただし、購入者向けの価格情報などから、ようやく今回のラインアップが掴めるようになっていた。

 CPU3モデルはいずれもクアッドコアで、8Mバイトの3次キャッシュを搭載している。動作クロックとおおよその価格は、Core i7-870が2.93GHzで6万円前後、Core i7-860が2.8GHzで3万円前後、Core i5-750が2.66GHzで2万円強だった。なお、Core i5はハイパースレッディング非対応となる。マザーボードは、インテルとASUSTeK、ギガバイト、MSIなど20モデル近くが登場した。価格は1万円強から3万円前後と開きがある。CPUも含め、初回から各モデルが潤沢に入荷しており、すでに十分な選択肢が準備されている状況だ。

TSUKUMO eX.に並んだ新CPUとP55マザー(写真=左)。ツートップ秋葉原本店前ではメイドさんたちが販売促進を手助けしていた(写真=中央)。GENO工房に並んだP55マザー。基板展示も充実していた(写真=右)

 22時半にはすべての参戦ショップがシャッターを開き、オークションやくじなどのイベントが集中した23時過ぎには、アキバ全体で150人以上のユーザーが集まっていた。各ショップをはしごするユーザーも多く、どこの店舗の人だかりにも別のショップの紙袋を提げた人々の姿が散見されている。3店舗をはしごしたある男性は「大学がまだ夏休みだったので来ました。せっかく来たし、いろいろなショップを見ていきます」と語り、仲間たちと深夜イベントの雰囲気を楽しんでいる様子だった。別の男性も「明日仕事が休みなので来ました。Core i7-860とP55マザーでメインマシンを組もうと思っています」と、新しいプラットフォームを楽しみにしながら、販売開始までの1時間強を退屈することなく過ごしていたようだった。

 その一方で、0時を待たずに帰路につく人が多かったのが印象的だ。PCパーツショップの紙袋を提げた男性は「オークションと特価品が目当てでしたからね。明日も仕事だし、電車があるうちに帰ります。実はP55マザーとか新CPUって、何がどうなのかまだ全然つかんでないですし」と話していた。

 今回は月曜日深夜の販売イベントだったこともあり、普段以上に発売解禁の0時まで残る予定のない人が多かった様子だ。フェイス本店は「もともと深夜販売イベントは、主役のパーツを買わずに特価だけ狙う人や、お祭り騒ぎを見に来ただけの人もたくさん来られます。ただ、今回はその比率がかなり高いですね。正直、来ていただいた方のうち、半分くらいの方しか新パーツの購入予約券を手にしていません」と語る。

 ただ、それ以上に厳しい比率だった店舗も多い。某ショップは「23時半時点で、まだ2個しかCPUの予約販売が入っていません。たくさんお店に来ていただいているのですが、特価品や普通に並んでいるパーツを買われるというパターンが多いです。これはちょっと意外でしたね」と正直に明かしくれた。

T-ZONE.PC DIY SHOPは、今回の深夜イベントで最も集客の多かった店舗の1つだ。特価のPCパーツが当たる空中くじには、30人以上のユーザーが行列を作っていた(写真=左)。フェイス本店とツートップ秋葉原本店は、恒例のオークションを開催。深夜イベントの常連さんも多数詰めかけ、両店舗ともに盛り上がっていた(写真=中央/右)

 23時40分ごろには各ショップのイベントが一段落し、特価目当てのユーザーが街を去ったため、0時を待たずにピークを越えた空気が漂いはじめた。その雰囲気の打破に一肌脱いだのが、「一般客としてたまたまアキバに来ていた」という(筋書きの?)インテルの天野氏とライターの高橋氏だ。

 両名はT-ZONE.PC DIY SHOPでの飛び込みトークセッションを皮切りに、0時ギリギリまで複数の店舗を行脚して、新CPUと新マザーを待つだけのユーザーを楽しませていく。セッションの内容は、新製品に関して雑談しながら、観客からの質問に答えるというスタイル。「(現在売れ筋の)Core i7-920と、Core i7-860はどちらを選ぶべき?」という質問に対しては、高橋氏は「それは両方買って2台マシンを組むべきでしょう」と切り返し、天野氏は「普通の使い方ならターボブーストもあるし、P55とCore i7-860の組み合わせかも。もちろんCore i7-920も良いですけど」と答え、新製品をしっかりアピールしていた。

 天野氏は「今回は本当に何も決めていないんですよね。9月12日のインテルイベントで話すことはいろいろ用意しますので、そちらも楽しみにしてください」と話していた。

ドスパラ秋葉原本店では、新CPUとP55マザーの同時購入で、アースソフトのチューナーボード「PT2」優先購入チケットをプレゼントするキャンペーンを実施していた(写真=左)。突如アキバに姿を現した天野氏と高橋氏。一般人を装うために、マスクをしてしばらく陰に潜んでいた。ちょっと怖い……(写真=中央/右)

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