いろいろホントに大丈夫?──5万円台の“Light Note”「Aspire Timeline AS1410」を速攻検証(前編)10万円以上のノートPCなんて、もういらないかもね(3/4 ページ)

» 2009年10月27日 11時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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ディスプレイは、“ほぼ不満なし”解像度の1366×768ドットパネル

photo 1366×768ドット表示対応の11.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載する

 ディスプレイは前述のとおり、1366×768ドット表示(アスペクト比16:9)に対応する11.6型ワイドのLEDバックライト搭載液晶パネルを採用し、表面は光沢処理が施される。バックライトはかなり明るく、適度な明るさの室内においては輝度を最低にしても十分利用できるほどだ(輝度は10段階に設定可能)。バッテリー駆動時には、輝度を最低まで落とせることで駆動時間のさらなる延長にもつながるだろう。

 ただ、光沢パネルゆえに自分の顔や天井の蛍光灯など、周囲の映り込みがかなり発生するのはどうしても否めない。このほか、単体で使用するとそれほど気にはならないが、別のPCと並べると(出荷状態の設定では)発色がどうも薄めに表示される(と感じる)傾向があった。

 ちなみに、1366×768ドットの解像度ながら小型の11.6型ワイドサイズであるため、1600×768ドットで8型ワイドのディスプレイを備えるVAIO Pシリーズほど極端ではないものの、相対的に表示サイズが細かくなることは若干の注意が必要だ。

photophoto 1366×768ドットなので、横方向の表示にいくぶんの余裕がある。画面をいくつかのパターンで分割し、“フィットして表示”するユーティリティ「Acer Smart Grid」も付属する(Windows 7の画面フィット機能“プラスアルファ”のような機能だ)
photophoto 1366×768ドット/13.3型ワイドのAspire Timeline AS3810T(写真=左)、1024×768ドット/12.1型のThinkPad X60(写真=右)と比べた、画面の見え方と表示範囲の違い
photo ディスプレイは約145度まで開く

 ディスプレイは実測値で約145度まで開く。本体をヒザに置いて操作するシーンではディスプレイをかなり開いて使用するスタイルになるが、ここまで開けくならば、たいていのユーザーは不満のない体勢で使用できそうだ。

 もっとも、天井の照明や太陽光/反射光などの映り込みはより激しくなる。気になるユーザーはアンチグレアパネルを貼る、デスクトップの背景色をできるだけ白に近いものにする──などの対処は必要かもしれない。


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