AMD、CPU+GPUのハイブリッド製品を2011年にリリース

» 2009年11月12日 09時52分 公開
[ITmedia]

 米AMDは11月11日、2010年以降の製品ロードマップを発表した。CPUとGPUを統合したハイブリッド製品を2011年に投入する。

 2010年の計画としては、クアッドコア(4コア)モバイルプロセッサを中心としたノートPCプラットフォーム「Danube」を提供する。Danubeではバッテリー駆動時間は7時間以上になる見込み。同様のバッテリー駆動時間を実現する、第3世代の超薄型ノートPCプラットフォーム「Nile」も投入する計画。

 低価格サーバ市場向けには、DDR3メモリに対応する「San Marino」「Maranello」プラットフォームを投入する。Maranelloには8コアと12コアの「Magny-Cours」プロセッサが含まれ、San Marinoはクラウドコンピューティング向けに電力効率を高めるという。

 初のデスクトップPC向け6コアプロセッサを含むプラットフォーム「Leo」も、ハイエンドPC向けに提供する。

 2011年には、CPUとGPUを組み合わせたAPU(Accelerated Processing Unit)プラットフォームを投入する。第一弾のAPUプロセッサとして、メインストリームのデスクトップPC・ノートPC向けの「Llano」をリリースする。

 Llanoリリース後、サーバ、デスクトップPC、ノートPC向けのハイエンド向けAPUアーキテクチャ「Bulldozer」を、省電力の超薄型ノートPC向けAPUアーキテクチャ「Bobcat」を導入。Bulldozerコアを基盤とする最大8コアのプロセッサ「Zambeni」をデスクトップ向けに、Bobcatベースの「Ontario」プロセッサを中心とするプラットフォーム「Brazos」を低価格ウルトラポータブルPC向けに提供する。

関連キーワード

Bulldozer | Maranello | San Marino | AMD | GPU | CPU | AMD Fusion | Danube | Llano | DDR3 | Ontario


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー