実によくなじむッ! 1日10円で“至高の”日本語入力環境を――まだまだ進化する「ATOK 2010」:“最高にハイな気分”で文字を打つ(2/4 ページ)

» 2010年03月10日 12時00分 公開
[瓜生聖,ITmedia]
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本当によくなじむ――チューニングで自分だけの入力環境を

 Windowsよりも長い歴史を持つATOKはさまざまな環境で使用され、多くのユーザーによって「手になじむ」使い方を模索され続けてきた。その結果、ATOKは広範にわたってカスタマイズができるようになっている。ここでは初期状態から変更することでより便利になるものをいくつかピックアップしていこう。

  • 句読点変換を有効にする

 句読点変換を有効にすると、句読点を入力した時点で自動的に未確定文字を変換する。句読点は文章中で比較的大きな意味の区切りでもあるため、自動変換を選択せず連文節変換+句読点変換でもほぼ同様の操作感が得られる。

  • カーソル位置前後の文章を参照して変換する

 文章の推敲(すいこう)中など、すでに入力済みの文章に単語を付け足すことはままある。通常であればすでに確定済みの文字列は変換候補を確定するための情報として利用できないが、「カーソル位置前後の文章を参照して変換する」にチェックを入れておけば前後の文章から同音語の中から文脈にあった候補が優先的に表示されるようになる。

句読点が入力されたときにそれ以前に入力された未確定文字を変換する(画面=左)。推敲(すいこう)時には文章をシーケンシャルに入力していくわけではない。前後の関係を変換結果に反映させるために「カーソル位置前後の文章を参照して変換する」にチェックを入れておく(画面=右)

  • テンキーからの入力を必ず半角にする/確定文字で入力する

 テンキーから入力された数字、記号を半角にする。そもそもテンキーは数字を大量入力する時に威力を発揮するもの。その際の数字は通常、半角を利用するはずだ。「テンキーからの入力を必ず半角にする」にチェックを入れておくとテンキーでは半角、フルキーでは全角、といった使い分けが可能になる。

 さらに「確定文字で入力する」にチェックを入れておくと、テンキー利用時にはあたかも日本語入力がオフになっているかのような振る舞いになる。特にExcelで重宝する機能だが、ほかのアプリケーションでも有効になっていて困ることはないだろう。

  • ATOKプロパティ関連付けツール

 日本語入力システムは単体で使用されることはない。必ずほかのアプリケーションへの入力用メソッドとして使用される。そのため、どのような設定が最適かはアプリケーションにも依存する。前述の「テンキーからの入力を必ず半角にする」をExcelだけに対して使用したい場合などは複数のプロパティを作成し、それをATOKプロパティ関連付けツールでアプリケーションに関連付ければいい。

テンキー/フルキーを半角/全角の入力で使い分ければExcelなどの大量数値入力時に効率アップが期待できる(画面=左)。アプリケーションに応じて複数のプロパティ(プロファイル)を使い分けることもできる(画面=中央/右)

 ATOKは使い込めば使い込むほど手になじんでくる。そうなると、自分の利用するあらゆる環境でATOKを使用したい、今まで学習させた辞書を使いたい、と思うのも当然だろう。そんなニーズには「ATOK Sync」が用意されている。これは同社のインターネットストレージサービス「InternetDisk」と組み合わせて、複数のPCから同じ環境で利用できる同期ツールだ。なお、ATOKは利用者が一人である場合には1ライセンスで複数のPCにインストールすることが可能だ。

※記事初出時、ジャストシステムが提供するストレージサービスについて、名称を誤って記述していました。正しくは「InternetDisk」です。おわびして訂正いたします。

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