台北で“アキバの源流”を眺める――PCパーツブースひとまとめCOMPUTEX TAIPEI 2010

» 2010年06月03日 15時47分 公開
[後藤治,ITmedia]

 “iPad的な何か”に人が群がる今年のCOMPUTEX TAIPEIだが、アキバを愛するPC USERとしてはやはりPCパーツベンダーのブースは外せない。南港展覧館1Fの「Componets&Parts」エリアには、Antec、IN WIN、ENERMAXなど秋葉原のPCパーツショップでも目にすることの多い名前が数多く並んでいる。さっそく見ていこう。

えっ、Antecがサウンドソリューションに参入する?

何かの儀式のように淡々とパフォーマンスが行われているAntecブース

 液体窒素を使ったオーバークロックデモを延々と行っているのがAntecブースだ。スタッフが交代しながらほぼノンストップでパフォーマンスをしているらしく何かの苦行のようにも見えるが、通りがかる人の多くが足を止めて眺めていたので“作戦成功”なのだろう。

 そんなAntecのブースには新しい「High Current Pro」シリーズの電源が展示されている。並んでいたのは1200ワットの「HCP-1200」と1000ワットの「HCP-1000」で、もちろん80 GOLD PLUS認証製品だ。135ミリのファンを搭載し、日本製キャパシタを使用、+12V電源を8本(HCP-1200)/5本(HCP-1000)持ち、「+12V全部に30Aで流せます」(スタッフ)と、高い負荷がかかるゲーム用途などでも安定しているのが特徴だ。

Antecが投入する新しい「High Current Pro」シリーズの「HCP-1200」と「HCP-1000」。内部は両面実装基板を2枚使用しているという

 もう1つ、Antecブースの“隠し部屋”で気になる情報を耳にした。同社は現在コンシューマー向けオーディオブランド「soundscience」の立ち上げ準備をしているという。そのコンセプトについて、「今、多くの若い人たちは、FacebookやtwitterなどのSNSをはじめ、映画と音楽、PCゲームと、ライフスタイルにPCは欠かせないものとなっています。有名なオーディオブランドではBOSEなどがありますが、私たちは若い人たちに向けて、できるだけ買いやすい価格で品質の高い音を作り出したい、PC回りのサウンドを充実させたいと考えました」(同社)と話していた。価格帯としてはLogitech(日本ではLogicool)の製品に近いところを考えているようだ。

soundscienceブランドのモックアップをいくつか見せてくれた。iPhoneを置けるくぼみがある……(写真=左)。現在は開発中のため細かい仕様や価格などは未定だが、デモで聞いた映画視聴時の3Dサウンドは、比較用に置かれたBOSE製スピーカーと比べてもなかなか臨場感のあるものだった(写真=中央/右)

男の子向けケースがいっぱいのIN WINブース

発表済みのDragon Slayer

 次は豊富なPCケースをそろえる「IN WIN」。ブース入り口の目立つ場所には、同社が2010年に最も注力している製品「Dragon Slayer」(発表済み)シリーズが展示されている。Dragon Slayerは、MicroATX対応の比較的コンパクトな筐体ながら、ATI Radeon HD 5970のような大きいグラフィックスカードを2枚装着できるハイエンドゲーミングケースだ。日本への出荷時期は7月くらいとのこと。

 同社のゲームミングケースはいかにも“男の子”向けなデザインが多く、迷彩柄や戦闘機、甲冑っぽいものまで眺めているだけで楽しい。2010年Q4から2011年初頭にかけて投入予定のプロトタイプを紹介していこう。

側面にコブラのイラストが描かれた「DESERT STORM」。MALELSTORMのカラーバリエーションだ。上面に2基に排気ファン、左側面に23センチの大型ファンを搭載する。側面の青色LEDファンの光は、スイッチでオン/オフできる

前面に“とげとげ”をあしらったフルタワーケース。いったい誰と戦ってるんだ、とつぶやかずにはいられないデザインだ。外装はアブナイが、内部はツールフリーの親切設計になっている

機械兵団っぽいデザインのケース(写真=左)や前述したDragon Slayerのカラバリモデルもある。Dragon Slayerの外装はブラックだがこちらは青い。これって……? 「三菱F-2をイメージしてカラーリングしたんだよね、どうかな?」(スタッフ)。やっぱりそうですか(写真=中央)。このほか、MiniATXに対応するホームサーバー向けケースも展示されていた。側面のパネルを外すとマウンタがあり、液晶の背面などに装着できる。シャーシは「BQシリーズ」と同じで、本体サイズは76(幅)×225(奥行き)×193(高さ)ミリ。カラーリングはレッドのみで、こちらも2010年Q4に投入予定(写真=右)

 続いて、ENERMAX、GeIL、Aerocoolのブースを駆け足で。

ENERMAXのブースは、7つのモードでLEDが光る冷却ファン「APOLLISH VEGAS」でお出迎え。こちらが新製品のミドルタワーケース(名前は未定)。前面下部に配置されたアクリル製の窓が特徴で、中のAPOLLISH VEGASがくるくると輝いているのが見える。29センチまでのグラフィックスカードに対応する。出荷時期は6月末になる予定(写真=中央/右)

こちらもド派手なAerocoolのブース(写真=左)。V12XTとTouch 2000/Touch 1000を組み込んだ「PGS Bx-500」にのそばに、さりげなくサンプル展示されていたタワーケース。ロゴを見るとPGSのBシリーズになるようだ。上面に2基、左側面に23センチの排気ファンを搭載し、アゴの部分も光る(写真=中央/右)

高級メモリメーカーとして知られるGeILは、CEBIT 2010で発表した電源ユニットブランド「THORTECH」を全面に打ち出したブース構成で(それにしてもどこも派手だなあ)、80 PLUS GOLD認証のThunderoltシリーズのデモをしていた(写真=左/中央)。GeILでおなじみ、ドラゴンをあしらったメモリの高級バージョン。ここまでくると工芸品だ

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