“iPad的な何か”に人が群がる今年のCOMPUTEX TAIPEIだが、アキバを愛するPC USERとしてはやはりPCパーツベンダーのブースは外せない。南港展覧館1Fの「Componets&Parts」エリアには、Antec、IN WIN、ENERMAXなど秋葉原のPCパーツショップでも目にすることの多い名前が数多く並んでいる。さっそく見ていこう。
液体窒素を使ったオーバークロックデモを延々と行っているのがAntecブースだ。スタッフが交代しながらほぼノンストップでパフォーマンスをしているらしく何かの苦行のようにも見えるが、通りがかる人の多くが足を止めて眺めていたので“作戦成功”なのだろう。
そんなAntecのブースには新しい「High Current Pro」シリーズの電源が展示されている。並んでいたのは1200ワットの「HCP-1200」と1000ワットの「HCP-1000」で、もちろん80 GOLD PLUS認証製品だ。135ミリのファンを搭載し、日本製キャパシタを使用、+12V電源を8本(HCP-1200)/5本(HCP-1000)持ち、「+12V全部に30Aで流せます」(スタッフ)と、高い負荷がかかるゲーム用途などでも安定しているのが特徴だ。
もう1つ、Antecブースの“隠し部屋”で気になる情報を耳にした。同社は現在コンシューマー向けオーディオブランド「soundscience」の立ち上げ準備をしているという。そのコンセプトについて、「今、多くの若い人たちは、FacebookやtwitterなどのSNSをはじめ、映画と音楽、PCゲームと、ライフスタイルにPCは欠かせないものとなっています。有名なオーディオブランドではBOSEなどがありますが、私たちは若い人たちに向けて、できるだけ買いやすい価格で品質の高い音を作り出したい、PC回りのサウンドを充実させたいと考えました」(同社)と話していた。価格帯としてはLogitech(日本ではLogicool)の製品に近いところを考えているようだ。
次は豊富なPCケースをそろえる「IN WIN」。ブース入り口の目立つ場所には、同社が2010年に最も注力している製品「Dragon Slayer」(発表済み)シリーズが展示されている。Dragon Slayerは、MicroATX対応の比較的コンパクトな筐体ながら、ATI Radeon HD 5970のような大きいグラフィックスカードを2枚装着できるハイエンドゲーミングケースだ。日本への出荷時期は7月くらいとのこと。
同社のゲームミングケースはいかにも“男の子”向けなデザインが多く、迷彩柄や戦闘機、甲冑っぽいものまで眺めているだけで楽しい。2010年Q4から2011年初頭にかけて投入予定のプロトタイプを紹介していこう。
続いて、ENERMAX、GeIL、Aerocoolのブースを駆け足で。
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