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» 2010年09月09日 12時00分 公開

“痛グッズ”製作からコレクション用ラベルまで――「ラベルマイティ」でプリンタを再活用するプリンタ、使ってる?(2/2 ページ)

[瓜生聖,ITmedia]
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制作物を問わない操作性――ラベルシールで痛グッズ作成

 このように高度な編集機能を持つラベルマイティだが、この手順はほかの印刷物でもおおむね同じだ。印刷物によっては特殊な編集を必要とするものもあるが、たいていは編集画面の上下のコントロールで制御できる。一度操作を覚えてしまえばどんなものでも作ることができる操作性の良さはさすが老舗といったところだ。ここでは利用シーンの多いものをいくつかピックアップしてみた。

  • 連続印刷

 名前シールや名刺などは単品モノであるCD/DVDレーベルと異なり、1枚のシートに複数のラベルを印刷する。その内容は1枚1枚異なる場合もあるし、すべて同じ場合もある。また、すべてを一度に印刷するのではなく必要に応じて数枚だけを印刷したいこともあるだろう。ラベルマイティでは用紙情報として複数のラベルが1枚に含まれているかどうかを持っており、どの位置のラベルに何を印刷するのか、といった配置情報をレイアウトという名前で管理している。

 レイアウト編集画面では作成した1枚のラベルをコピーしたり、Excelなどの外部ファイルからの差し込みが可能だ。

1枚の用紙で複数のラベルを印刷する場合はレイアウト編集画面で編集する(画面=左)。連続ラベル編集に切り替えると各テキスト枠にデータを差し込むことができる(画面=右)

  • ポスター印刷

 ポスター印刷は複数の出力用紙に分割して印刷し、張り合わせることで巨大な印刷物を生成する。一般にはプリンタの印刷可能サイズを超えるものに対して利用する機能だが、ポスター印刷自体は用紙サイズを問わない。つまり、A4サイズまで印刷可能なプリンタであっても、はがきサイズの用紙を複数組み合わせて印刷することができる。100円ショップのステッカーシートははがきサイズなどの小さなものが多いが、この機能を使えば安価に大きなサイズのシールを作ることができる。

ポスター印刷を設定しているところ(画面=左)。「あんまり拡大されると恥ずかしい」というシコタホA氏の意向を裏切る巨大印刷(画面=中央)。ポスター印刷のオプションとしてオーバーラップ(のりしろとなる部分まで印刷する)、貼り合わせマーク、アウトライン(外枠)、用紙の並び順の印刷有無を指定できる(画面=右)

※注)差し込み機能/連番印刷・ポスター印刷はラベルマイティ 10 プレミアムの限定機能

  • 両面印刷

 一般的なドキュメント作成用のソフトでは複数ラベルの両面印刷で表と裏の関係を把握するのが難しい。専用ソフトであるラベルマイティでは両面モードが用意されており、各ラベルの表裏を把握しやすくなっている。

名刺用シートを使ってトランプを作成してみる。表はこのようになっている。トランプの素材はフリー素材の来夢来人のものを使用した(画面=左)。裏は同じ絵柄をコピー。ほかにもカルタやタロットなど、アイディア次第でいろいろなカードが作れる。「ヴァイスシュヴァルツに白瀬慧が参戦」も夢じゃない!?(画面=右)

 そのほか、ラベルマイティが対応している用紙は100社1万7000種類以上に及ぶ。名前シールや名刺といった一般的なものから、うちわやあぶらとり紙ケースといったユニークなものまで幅広く取りそろえているので、用紙の種類だけ見ていても面白い発見があるかもしれない。

100社1万7000種類の用紙に対応する(写真=左)。100円ショップでもさまざまなサイズのステッカーシートを扱っている(写真=中央)。ラベルマイティ対応のマークを探そう(写真=右)

はがきサイズの16面シールはSDカードに最適なサイズ。自分だけのオリジナル“痛SDカード”を手軽に制作できる(写真=左)。シールは厚手なため曲面などには向かないものの、100円という低価格がうれしい。friioにペタッと(写真=中央)。エーワンののびるラベル(品番29297)は曲面にもぴったり貼れるフィルムラベルだ(写真=右)

プリンタ間でもっとも互換性が保たれない用紙がダイレクトCD/DVDだ。キヤノン、HP、エプソンのプリンタに対応している(画面=左)。ダイレクトCD/DVDではなく、ラベル用紙への印刷も可能(画面=中央)。ブラザー工業のラベルプリンタ「P-touch」シリーズで利用できるTZテープにも対応している(画面=右)

 冒頭でも述べたとおり、ラベルマイティは「美しい印刷物」を「簡単に」作ることができる。その「簡単」という意味は決して「選択の幅を狭めて簡略化されている」のではなく、「目的を達するために必要な最短のオペレーションが用意されている」という意味だ。豊富なデザインに加え、そのデザイン自体も編集できる自由度の高さ、そしてさまざまな制作物を共通の簡単操作で実現している。ラベルマイティを手にして創作意欲をかき立てられてしまう人は多いはず。ラベルマイティは我々がすでにかなり高品質な印刷設備を個人で所有しているのだ、ということを改めて再認識させてくれるソフトだ。

で、「NanoNote」を痛化してみた。世界に痛NanoNoteは数あれど、ITちゃんの痛NanoNoteは世界初? ちなみに仕上げが粗いのは締め切りのせいです

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