「Prime Note Galleria MR5」検証――Core i7×Radeon HD 5650×フルHD液晶で11万円台のゲーミングノートこれは、速くて安い(3/3 ページ)

» 2010年11月04日 09時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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クアッドコアCPU+外部GPU搭載ならではの高性能

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア

 今回入手した基本モデルの構成は、Core i7-740QM(1.73GHz/最大2.93GHz/3次キャッシュ6Mバイト)、4Gバイトメモリ(PC3-10600)、Mobility Radeon HD 5650、500GバイトHDD(5400rpm)、32ビット版Windows 7 Home Premiumという内容だ。この構成でベンチマークテストを行なった。

 Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは5.5だが、プロセッサは7.1、グラフィックス/ゲーム用グラフィックスはともに6.7とハイレベルなスコアをマークしており、Windows 7の新機能を含めて快適に活用できるレベルにあることを示している。

 PCでの操作全般をシミュレートする内容のテストでも優秀で、PCMark05の総合スコア(PCMark)で7239、PCMark Vantageの総合スコア(PCMark)でも5349と十分高いスコアをマークした。DirectX 9.0c世代の3D描画性能を計測する3DMark06のスコアも6982とまずまずで、描画負荷が特に高くないゲームタイトルならば設定次第で楽しめる。

PCMark05のスコア
PCMark Vantageのスコア
3DMark06のスコア

 ゲーミングノートPCということで、定番ゲームベンチもいくつか試してみた。DirectX 8.1世代のFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3は、High設定で6094、Low設定で6450と優秀。バイオハザード5(DirectX 10)のベンチマークテストBでは、49.9fps(ランクB)と、なかなかのスコアだった(1280×720ドット、フルスクリーン、垂直同期:オフ、アンチエイリアス:オフ、モーションブラー:オフ、影品質:高、テクスチャ品質:高、画面クオリティ:高)。

 一方、描画負荷が高いことで知られる最新タイトルのFINAL FANTASY XIV Official Benchmarkは、Low設定でもスコアが1696だった(ロードタイムは37958)。さすがにFINAL FANTASY XIVのプレイは厳しいが、GPUにMobility Radeon HD 5650を採用したおかげで、3Dゲームのプレイにも耐えるグラフィックス性能が得られている。

動作音や発熱、バッテリー駆動時間は?

 動作音は一般的なノートPCに比べると少し大きい。完全なアイドル時はそうでもないが、軽い負荷でも反応してファンが少し強く回る音がする。高負荷時は比較的安定して回っているが、特に動画エンコードなどCPUの4つのコアをフルに使うような処理が続くと一段と強く回ることがある。騒音計で測定した動作時の騒音レベル(本体正面5センチから測定、暗騒音32デシベル、室温21度)は、下のグラフに示した通りだ。

 動作時におけるボディの表面温度も測定したが、発熱の処理はよい部類といえる。テスト時は室温が21度と低かったせいもあり、ボディ左側のキーボードやパームレストは温かさを感じるレベルまでは温度が上がるものの、最大でも33.5度と不快になるような高温にはならなかった。最も温度が高かった底面の左端付近も37度と、40度を大きく下回っていた。

動作音の測定結果
表面温度の測定結果

 モバイルというサイズでもないが、家庭内で場所を移動しながらバッテリー駆動で使うことも考慮し、BBench 1.01(海人氏・作)でバッテリー駆動時間もテストしてみた。Windows 7の電源プランは「バランス」(バッテリー駆動時のディスプレイ輝度40%)を選び、BBenchでWebページ巡回(60秒おき10サイト)とテキスト入力(10秒おき)を設定したところ、テスト結果は2時間40分(残り8%で休止状態へ移行)だった。公称値の約2.3時間を少し超える駆動時間で、不満はない。

パワフルなゲーミングノートをリーズナブルな価格で

 ドスパラでの直販価格は、今回試した基本モデルの構成で11万9980円となっている。クアッドコアCPUと外部GPUを搭載し、フルHD解像度対応の明るい液晶ディスプレイも装備していることを考えると、コストパフォーマンスはかなり高い。

 また、こういったハイスペックを備えたPCとしては比較的コンパクトで場所をとらない点もアドバンテージの1つといえるだろう。さらに、1万1000円の追加でメモリを8Gバイトにできたり、HDDの選択肢が豊富で型番まで選べるといった柔軟なカスタマイズが行える点も魅力だ。

 ゲーム向けのノートPCという位置付けの製品ではあるが、ゲーム以外にも写真編集や動画編集などのクリエイティブアプリケーションにも適している。クアッドコアCPU搭載のパワフルな処理能力を備えたノートPCを低予算で探しているならば、十分検討の価値がある。

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